「節約」というと、まず最初に目をつけるのは「食費」ではないでしょうか。でも、極端に食費を削るといつも同じメニューになったり、栄養が偏ったりして、せっかくの食事が楽しくなくなってしまっては本末転倒です。皆さん、無理せず少しの工夫で、簡単に食費を節約する方法が知りたいところだと思います。ここでは、家族4人で月の食費が2万9,000円という人気インスタグラマーのeriさんに、上手な食費節約のコツを聞いてみました。
自己紹介
こんにちは。インスタグラマーのeriと申します。我が家は夫と育ち盛りの息子2人(4歳と2歳)の4人家族です。子どもが生まれてから破綻寸前まで追い込まれた家計をなんとか立て直すべく、徹底的に家計を見直して現在は毎月22万円を生活費の予算としてやりくりしています。この記事では、毎月の食費を2万9,000円におさめている我が家の食費節約のコツをご紹介します。
食費節約のコツ(1) 1カ月の食費予算を決める
まずは大切なのが「予算決め」です。予算はそれぞれの家庭に合う金額を設定するのが良いですが、我が家では必ず必要な米や肉、調味料などを購入できる額で設定しています。設定の際、無駄買いになりやすいお菓子などの嗜好品は金額から除きます。我が家は毎月第1週から4週の食費予算はそれぞれ6,000円で設定し、最後の第5週は5,000円に設定。合計月2万9,000円としています。
予算を組んだら、全てを1,000円札で給料日に銀行口座から引き出し、束にして保管しておきます。財布には1週間分の予算金額のみを入れて、次の週までそのお金でやりくりし、残ったお金は繰り越しません。財布にあるだけしか使えないので、最初にたくさんお金を使うと当然週の後半が足りなくなります。この方法で、お金が残るように考えて買い物をするようになりました。ちなみに、残ったお金は予算に含んでいないお菓子などの嗜好品に充てています。
食費節約のコツ(2) まとめ買いで無駄な出費をセーブ
毎週、自分の仕事が休みの月曜日に、木曜日までの4日間の食材をまとめ買いしています。ちなみに我が家の場合、平日は外食をしません。そして金曜日にもう一度足らない分を買い足し、週末外食する場合は買いすぎないよう調整します。
食費節約のコツ(3) 在庫確認の一手間で、余分なものを買わない
以前は、「ない」と思って買ったら家にストックがあった、なんて失敗もよくありました。同じ野菜をダブって買うこともあり、無駄遣いをしていました。今は、買い物前に必ず在庫を確認しており、こういった失敗は防げています。
食費節約のコツ(4) メインに使う食材から購入
見落としがちですが、実は買い物の順番も大切です。私は、肉や野菜など食事のメインになるような優先順位の高い物から買い、次に調味料や卵、牛乳などの乳製品を購入します。そして、余った予算で嗜好品を買うというのが定番のスーパーの回り方。最終週以外は週の予算が6,000円なので、4,000円を目安に、スマ―トフォンの電卓を使いながら購入していきます。
買い物に行く前にあらかじめ献立は決めていますが、買おうと思っていた肉が高かったり特売で安い肉や魚があったりした場合は、柔軟に対応して安くおさまるようにしています。予算よりも安く買い物ができたときは、お菓子を買ったり冷凍食品を多めに買ったりするので、自分のやりくり次第でご褒美も買えちゃいます!
食費節約のコツ(5) 食材を無駄なく使い切る
せっかくやりくりして買った食材を余らせてしまってはもったいない。野菜はバラ売りなどを利用し、使いきれる量をこまめに買うようにしています。また、購入した時に使いやすいサイズにカットしてから保存し、色々な料理に使う工夫もしています。例えば、人参1本を3等分にして保存し、それぞれ「サラダ」「汁物の具材」「炊き込みご飯の具材」など複数の料理に使用することで、余すことなく使い切ることが可能となります。買い物をするときに週の献立をある程度決めていく理由は、食材を使いきれるかどうか判断し、無駄買いをなくすためでもあります。
食費節約のコツ(6) ストックは必要以上に持たない
パスタやレトルト食品は、必要以上にストックすると消費期限が切れてしまい無駄にしてしまいがち。1食使ったら1食買い足すようにして、安いからと必要以上に持たないようにしています。
食費節約のコツ(7) 丼ものや1食1品で予算内におさめる
週の前半に予算を使いすぎて残金が少ないときは、パスタや丼もので乗り切ります。我が家では緊急節約メニューの定番はドライカレー。子どもも喜び、作るのも簡単、そのうえ洗い物も少ないのでみんなハッピー。緊急節約メニューだからと言って、気持ちが落ち込むことはありません。
食費の節約と言うと、なんだか味気ない毎日になってしまいそうですが、予算を決めて楽しくやりくりすれば極端な我慢もなく、無理せず節約ができますよ。何か1つでも、実践できそうなことから少しずつ試していってみてください。