現代の諸事情によりご家庭で飾ることができなくなったお雛様。まだ美しいまま“やむをえず手放さなければならないお雛様をもう一度何かの役に立ててあげたい”という持ち主の思いを受け、名古屋在住の主婦を中心に発案された「福よせ雛プロジェクト」が12回目を迎え、鳥取県により東京初進出を果たした。これを機に2022年2月15日(火) 東京・新橋のアンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」にてメディアお披露目会が開催された。
鳥取県 東京本部 本部長 谷長 正彦氏(左) / 鳥取県 東京本部 販路開拓・メディア連携支援・交流チーム主幹 河上 一雄氏(右)
まず「福よせ雛プロジェクト」に賛同した趣旨や鳥取県の魅力あるスポットなどを紹介した。
鳥取県と言えば、“鳥取砂丘”を思い浮かべる人も多いのではないだろうか。実は“鳥取砂丘”以外にも、日本一危険な国宝 「三徳山三佛寺投入堂」や透明度の高い海で様々なアクティビティを楽しむことができる。中国地方最高峰の大山(だいせん)は自然豊かで星空を眺めるのにぴったり。そして実はたくさんの温泉が湧き出ている“温泉王国”でもあるとPRした。
鳥取県日野町は「福よせ雛プロジェクト」に賛同し、2019年より開催地の一つとなっている。過疎を食い止めるために「人口補完計画」と題してお雛様に住民票を発行した結果、町人口(約3,000人)を超える約3,500体が“移住”するなど面白い取り組みを行なっている。
鳥取県は2月15日(火)〜3月3日(木)の期間、「とっとり・おかやま新橋館」にて「福よせ雛」を展示。またイベント期間中は2階「ビストロカフェ ももてなし家」にて、ひな祭りをテーマに希少な鳥取県オリジナルいちご「とっておき」を使用したスペシャルスイーツを提供する。
■「とっておき」のいちごみるくパイ
「とっとり・おかやま新橋館」の2階「ビストロカフェ ももてなし家」にて提供するひな祭り限定スイーツ“「とっておき」のいちごみるくパイ”。鳥取県園芸試験場が約20年間独自で研究開発し誕生した、鳥取県オリジナルいちご「とっておき」を使用した期間限定スイーツだ。価格は980円(税込)で、注文は前日までに予約が必須。
「とっておき」は香りが良く、果肉がしっかりしていて食べ応えがあるいちご。甘味はすっきりしており、ほどよい酸味とのバランスがとても良い。まだ鳥取県だけでしか作られておらず、生産量が少ない希少な品種だ。
実は東京羽田から飛行機で約80分と意外に近く、まだ知られていない魅力がたくさんある鳥取県。
まずは東京・新橋のアンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」まで足を運んでみてはいかがだろうか。