古米の風味って、まぁ、こんなもんですよね……と受け入れるのはちょっと早い!? とある材料を使うことで、冷めてもおいしく食べられる=新米のような米に炊き上げることが可能です!
冷めても新米のように旨い古米の秘訣は3種の添加物
▲2014年11月精米の古米(あきたこまち)で実験開始。袋を開けると古米臭が漂いますが……。
収穫時から1年以内が新米。1年経過するごとに古米、古々米…と古くなるにつれて粘りが減って硬くなり、臭いも強くなります。そんな時は、添加物の出番! お米1合を3~4時間長めに吸水させ、炊く前にグリシン5g、粉寒天1g、米油小さじ1杯を入れて炊きましょう。グリシンで甘みを強化、増粘多糖類の寒天がもっちり感を出し、米油でパサつきを低減します。
材料① 粉寒天…1g(16g・198円) ※1合分
材料② 米油…小さじ1(600g・648円) ※1合分
材料③ グリシン…5g(300g・864円) ※1合分
炊く前に材料①~③を入れる!
▲白い粉末のグリシンと、茶色の粉寒天、米油を入れるだけ。グリシンや増粘多糖類(寒天)は、コンビニおにぎりなどでおなじみですね。
▲こちらは炊きたて。
▲6時間後も柔らか!
米油によるコーティングで古米なのに米粒にツヤが出現。アミノ酸の一種であるグリシンで新米のような甘みも出て、パサつかず食べやすいご飯に炊きあがります。寒天によって、常温で6時間放置してもモチモチ感が継続。冷めてもおいしいので、お弁当に最適でしょう。
(記事提供元:月刊ラジオライフ2016年7月号より一部修正)