満開の桜に誘われ、たくさんの人々が公園や川沿いに足を運ぶこの週末。
桜に負けないほど、ビールを尊ぶ人々を吸い寄せるイベントが、東京・下北沢で開催されています。
その名も、「シモキタ CRAFT BEER FEST 2024 SPRING」!下北沢に縁のあるブルワリーを中心に、トレンドビールを醸造するブルワリーが集まるビールの祭典です。
今回は、4月5日(金)〜7日(日)の3日間開催!その魅力に迫るため、初日に編集部が行ってきました!
駅から徒歩4分!大人も子供も楽しい“空き地”で開催
下北沢駅東口から徒歩4分。「下北線路街 空き地」が会場です。
ここは、小田急線・東北沢駅〜世田谷代田駅間の地下化に伴う、線路跡地の開発によって生まれた新しいエリアの一部。昔から下北沢に縁がある方は、まさにこの場所を小田急線が走っていた姿を覚えている方も多いのではないでしょうか。
「下北線路街 空き地」は、大人も子供も楽しめる空き地。
お酒が楽しめる開放的なフードコーナーが広がっていたり、子供が遊べる土管がドドンと置かれていたり。この日も大人と子供が入り混じり、それぞれの世界を楽しんでいました。子供連れでビールを楽しみたい人にもおすすめな環境です。
立ち飲みコーナー(屋根付きもあり)はもちろん、椅子もたくさん並んでいたので、座りたい人も安心。数には限りがあるので要注意。
入場は無料ですが、ビールを楽しむために必要なのが、イベント専用のリユースカップ!リユースカップ販売窓口で購入(税込200円)してから、ビールを販売しているブースに向かいましょう。ビールのブースでも購入可能です。
「以前同イベントに参加したことがあるよ!」という方は、その時に購入したリユースカップでも会場のビールを楽しめます。今回購入した方も、次回開催の際に同じカップを使えるので、大切に保管しておきましょう。
充実したビールのラインナップ
ビールは、下北沢に縁のあるブルワリーを中心に、都外からのブルワリーやインポーターのゲストも迎えていて、充実したラインナップです。今回出店するのは、次の10店舗。
《神奈川》TDM 1874 Brewery
1874年(明治7年)創業の酒問屋「坂口屋」が2017年に醸造を始めた酒屋が母体のブルワリー。2022年、下北沢にも直営店「TDM 1874 下北沢」がオープン。毎日直送された横浜の本店で醸造した自社オリジナルクラフトビールを楽しめます。
《栃木》USHITORA BREWERY
“自由と快楽を追求して本気でふざけるブルワリー”として、定番ビールをもたずに季節にあったビールを醸造するブルワリー。直営店を下北沢に2店舗、渋谷に1店舗構える。下北沢の一号店は2004年3月オープンと、下北沢にて20年も営業しています。
《千葉》KAIGAN BREWERY
下北沢にあるビアバー「Coaster craft beer &kitchen」が設立したブルワリー。千葉県南房総の海岸に位置し、目の前には太平洋が広がる場所でビールを醸造。主にCoasterで提供しています。
《東京》TITANS
大塚駅にある、輸入クラフトビールと宇都宮餃子の店。国内外のビールを、12種のタップと100種以上のボトルや缶を提供しています。
《東京》Tokyo Aleworks
2018年、東京都板橋区に誕生したブルワリー。板橋と有楽町に直営店を持つ。“Back to Basics”(基本に戻る)をモットーに、クラシックスタイルからニュースタイルまで、あらゆるスタイルのクラフトビールをつくっています。
《東京》DevilCraft Brewery
“シカゴピザ×ビール”の先駆者である「DevilCraft(デビルクラフト)」のブルワリー。“本場アメリカの雰囲気を東京で気軽に”をコンセプトとして、流行に左右されることなく、芯のある自社醸造のクラフトビールとシカゴピザを提供。
《東京》Sakamichi Brewing(初参加)
元々自転車仲間だったというマシュー・ボイントン氏とダニエル・ベラミー氏がふたりで立ち上げたブルワリー&タップルーム。お二人の出身国であるアメリカ・イギリスの、ビールへのパッションを活かしたビール造りをしています。
《富山》KOBO Brewery
伝統的なチェコスタイルの醸造を行い、20年以上の経験の醸造家がこだわりを追及しながらオリジナルのクラフトビールを醸造しているブルワリー。醸造責任者は、チェコ国内の醸造所にて経験を重ねた後、2005年に醸造家として招待を受けて来日。
《静岡》West Coast Brewing(初参加)
静岡市用宗(もちむね)漁港にある醸造所。2019年より醸造をスタートし、すぐに人気を誇るブルワリーに。オーナーの故郷でもあるアメリカのビールを目指し、ホップの香りを効かせたビールを醸造。毎週新作をリリースしています。
《北海道》えぞ麦酒(初参加)※カクテルを提供予定
30年前よりアメリカのクラフトビールの輸入を始め、日本に紹介したパイオニア。アメリカ・オレゴン州のブルワリーを中心に、ベルギーやエストニア、オランダ、ノルウェーなどのクラフトビールを直輸入したり、テキーラとメスカルなど世界のお酒も輸入。
そんな中から、この日楽しんだビールを2つご紹介!下北沢に店を構えるTDM 1874 Breweryのビールと、West Coast Brweingが手がけた当イベントのオリジナルビールを1つずついただきました。
■シモキタ・ラガー(West Coast Brewing)/税込800円
■春色エール(TDM 1874 Brewery)/税込800円
暖かくなり始めたこの時期にぴったりな軽やかなビールを選びましたが、酸味の効いたサワーエールや、ゴリゴリパンチの効いたビールもあります。
気候や気分に合わせて、何を飲むか迷うのもビールイベントの醍醐味。どれもおいしいので、直感で選んだり、スタッフさんにアドバイスをもらったりしながら楽しみましょう!
おつまみやブルワリーのグッズ販売も
ビールのおつまみも充実。ブルワリーからは、「うしとらブルワリー」「TDM 1874 Brewery」が出店。
写真は、うしとらブルワリーが提供する『メキシカン ギョウザスープ』(税込600円)。ライムとパクチーが添えられた優しい味わいのスープと、餃子卸売業者でもあるクラフトビールのインポーター「AQベボリューション」のハラペーニョが効いた辛ウマ餃子のバランスがちょうどよい、ホットな1品。週末は少し肌寒いようなので、暖を取りたい時にもおすすめ。辛いのが苦手な人は注意です。
TDM 1874 Breweryからは、下北沢店で人気のメニューから「ピクルスのビアフリット」「プルドポークサンド」「自家製燻製ナッツ or チーズと卵」の3種を提供。
さらに、フードトラックも出店!
たこ焼きやたこせんの「あんざまんす」、キューバサンドの「EL SANDWICHAZO」、モチコチキンの「SHINCA」、そしてタコスの「BEER CATS &KITCHEN BIG MAN」と4つのトラックが参加。
主食になるものから手軽なものまで幅広く揃うので、おつまみに困ることはありません。
また、グッズ販売コーナーも設置されています。
イベントでしか購入できないオリジナルクージーや、ブルワリーのグラウラー、エコバック、Tシャツなど。どれも可愛くて、財布の紐が緩んじゃう。
そして、イベントを盛り上げるミュージックエリアも!ミュージシャンやDJなど、毎日違うアーティストが会場を盛り上げます。
イベントの後は、下北沢のビアバーへ
イベント自体は、金・土は21:00まで、最終日となる日曜は20:00までの開催となります。
その後はまっすぐおうちに帰る…のは勿体無い!
居酒屋がひしめき合う下北沢ですが、ビール屋さんだけでもなんと13件もあるんです!一番近いビール屋さんだと、会場から徒歩30秒の場所にある「TAP&GROWLER 下北沢店」。
また、イベント出店している「TDM 1874 Brewery」「うしとらブルワリー」「KAIGAN BREWERY」の直営店も、イベントと並行して営業中。多くのお店が、会場から徒歩5分圏内に点在しています。
行ってみたいお店を見つけて、下北沢でのはしごビールも一緒に楽しんでみましょう!
暖かい春が始まり、ビール欲が掻き立てられている今。下北沢でどっぷりビールに浸かる週末を過ごしてみませんか?
シモキタ CRAFT BEER FEST 2024 SPRING
○日時:2024年4月5日(金)〜7日(日)金曜 16:00〜21:00
⼟曜 12:00~21:00
⽇曜 12:00~20:00
○場所:小田急線・井の頭線 下北沢駅 東口から徒歩4分 下北線路街空き地
〒155-0031 東京都世田谷区北沢2丁目33番地12号(付近)下北沢交番隣
○入場料:無料(ビールの購入には、リユースカップ税込200円が必要)
○公式HP:https://www.instagram.com/shimokita_craftbeerfest/?hl=ja