ビール女子のみなさま、こんにちは! ポートランド在住の東リカです。
ポートランドの女子ブルワーをリレー形式で紹介するこの企画。7人目は、前回のシャノンさんと同じ職場、「マクメナミンズ・エッジフィールド(McMenamins Edgefield)」でワインとサイダーを造るリズ(Liz Kelly-Campanale)さんです。
リズさん
ワインとサイダーは同じ施設。ワインを樽に詰め終えて、タンクが空く時期にサイダーを造るの。ワインは1年に1度の仕込みだけれど、この地域はいいリンゴがあってサイダーは1年中造れるから。
リズさん
大学では科学が得意だったんだけど、右脳と左脳の両方、それに実際に手を使って何かを生み出すクリエイティブな仕事をしたいと思うようになって。実は法律の道も考えていたんだけど、試しにウィラメットバレー(オレゴン州のワインカントリー)でワイン造りのクラスを取ってみたら、すっかりハマっちゃった。
リズさん
そう。
だって、「自分の手で造った!」って言えるものがある仕事って、素晴らしいでしょ!
大注目のクラフトサイダー業界
リズさん
白ワインとサイダーの発酵には共通する部分もあるんだけど、ブレンドはだいぶ違うわね。
ワインのブレンドは複数の風味の違うワインだけを合わせるけれど、サイダーは、様々な果物やスパイス、ハーブなどをブレンドして、まるで料理をするように新しい味を大胆に生み出していける。例えば、りんごにブラックカラントと梨とか、いちごとバジルとか。面白いわ。
あとは、造れる頻度ね。サイダーはビールと同じで1年中、ダウンタイムがないのよ。
リズさん
そう。
『ハイビスカス・ローズヒップ・スパイス・サイダー』を今、ちょうど造っているの。
リズさん
マクメナミンズは、割と女性ブルワーが多いのよ。私には小さい子供が2人いるんだけど、産休も取れたし、もう1人のワイン&サイダーメーカーと協力して時間も調整できてる。理解のある職場だと思うわ。ワインの仕込みの時期だけは、めちゃくちゃ忙しいけれど…出産の時期も、仕込みに支障が出ないように計算したのよ(笑)。
リズさん
リズさん
リズさん