そんな日本を代表するランドマーク「富士山」をテーマに商品企画・開発を行う「富士山プロダクト」から『青い富士山〈生〉』が発売されました。
「富士山のイラストを描いて下さい」と言った時に使う色はほとんどの場合が“青と白”なんだそうです。
これまでにも“青い富士山”シリーズとして数々の食品で富士山を表現してきた同社。構想から2年半をかけて完成した、そのビールを飲んでみたのでご紹介します。
日本のシンボル「富士山」をビールで表現
まるで秘密のプレゼントをラッピングするように、瓶全体が覆われたボトルを開栓しグラスに注ぐと、あらわれるティファニーブルー。
同じく「富士山プロダクト」で開発されたグラスに青い液種が入り、徐々にすぼまるフォルムに浮かび上がるのは、富士山の岩肌と、山頂の雪化粧のごときビール泡です。
その頂に鼻を近づけると、山梨を代表するぶどう「シャインマスカット」を思わせるシトラス系とベリー系のフレーバーがふんわりと香ります。
徹底的に富士山らしさを追求した、この「富士山ステムグラス」を使うことで、グラスの中に富士山が再現される工夫ですが、静岡・山梨・神奈川など眺める方向や距離によって見え方が変わる富士山と同様に、手持ちのグラスに注いで自分だけの富士山をつくるのも面白そうです。
見た目のインパクトに負けない味を求めて
液色からラムネに似た炭酸感やすっぱさをイメージしましたが、実際に飲んでみると、口あたりは柔らかく、軽快な飲み心地です。
醸造を担当したのは、山梨に拠点を置き、数々のコンテスト受賞歴を持つ「Far Yeast Brewing」。技術力はもとより、ビール醸造に対しての姿勢と熱量に感銘を受けて、製造を依頼したそうです。
何度もミーティングを重ねたというビールの味は、ミディアムライトボディで、苦みは控えめ、アルコール度数は5%。富士山の天然水を使った清涼感のあるビールです。
しつこい甘さはありません。全体のバランスが整えられているので、食事にも合わせやすく、ドリンカブルに仕上がっています。
一緒に食べたいおつまみは?
やきとり缶deスライダー
白と青の鮮やかなビールをいかして、色味のあるホップな食卓を演出するのはいかがでしょう?
トマトの赤、目玉焼きの黄色、フレッシュな緑の葉野菜などでテーブルを彩ってみて下さい。
テーブルクロスやお皿も、柄のあるものだと更に賑やかで楽しそう。
ビールの味わいは、肉料理全般に合いそうなので、旗の立ったハンバーガーや、フライドチキンがおすすめです。
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一緒に聴きたい音楽は?
電気グルーヴ “富士山”
青い富士山ビールのインパクトや高揚感と、テクノミュージックは好相性に違いないと選んだのは電気グルーヴのタイトルもずばり「富士山」。
シンプルなワードでその魅力を音に乗せたナンバーです。富士山周辺では野外音楽フェスも多数開催されているので、荘厳な富士を眺めながら聴くとまた格別ですよ。
奇妙礼太郎トラベルスイング楽団 “桜富士山(サクラフジヤマ)”
そして、このビールのラベルには桜も描かれていたのでもう1曲セレクト。富士と桜の美しさは、日本人の心に無条件に溶け込みます。
固定観念を覆すカラフルなビール
視覚から感じる情報は五感の中でも最も多いと言われます。普段見慣れない青色のビールに、驚く人は多いはず。
黄金のピルスナーや、漆黒のスタウトとは似つかない鮮やかなブルーに、味の想像が出来ず、躊躇される方もいるかもしれませんが、次々と斬新なアイデアで新たなビールが生み出される昨今のクラフトビールシーンで、自分の固定観念で美味しいビールと出会うチャンスを逃すのはもったいない気がします。
先入観を無くして味わうと、パーティーで乾杯する時のびっくりする仲間の表情が浮かんだり、「この配色はきっと海外の方にも喜ばれるはず!」と、アフターコロナに訪日外国人が再び増えて、富士山観光でこのビールを飲む姿も浮かんできました。
様々な楽しみ方が出来るのがビールの醍醐味。
「青い富士山〈生〉」でカラフルなビールの世界を味わってみて下さい。
『青い富士山〈生〉』
- 〇発売日:2022年1月28日(金)
- 〇アルコール度数:5.0%
- 〇URL:https://www.fujisan-p.com/fujisanbluebeer/
- 〇醸造所:Far Yeast Brewing 株式会社
- 〇販売: 株式会社ミレックスジャパン