さっそく味わってみました。
トラピストビールの代表格「シメイ」
「シメイ(CHIMAY)」は、ベルギー・エノー州シメイに位置する、スクールモン修道院で造られるトラピスト・ビールです。
トラピスト・ビールとは、トラピスト会の修道院でのみ造られる、限られた条件を満たす特別なビールのことで、世界で11しかありません(2024年11月時点)。シメイはその中でも、最初に一般向けに販売された歴史あるブランドで、現在もっとも多く市場に出回っているトラピスト・ビールでもあります。日本でも酒屋やスーパーで見かけたことのある人も多いはず。
シメイのビールは、スクールモン修道院内の天然地下水と天然の農産物を使用してつくられます。さらに熱処理・ろ過を行なわず、瓶詰の直前に新鮮な酵母を加える自然熟成によって、時間が経つごとに深まる味わいを楽しめることが特徴。
商品には、シメイビールの元祖である『シメイレッド』、鋭敏なドライさが特徴の『シメイホワイト』、シメイの最高級品『シメイブルー』などが幅広くラインナップ。多くのファンを虜にしています。
待望の “シメイ缶” ついに登場!
そんなシメイシリーズから、2024年10月に『シメイ ホワイト』が缶となって日本初登場! 記念すべき、シメイ社初の缶製品です。
なんと、“缶内2次発酵製法”を採用しており、缶を開けるまでフレッシュな状態が保たれ、豊かな風味を感じることができるんだとか。
そう聞いて飲まずにはいられない! とさっそく味わってみることに。
休日の昼下がり、『シメイ ホワイト』の缶をグラスに傾けます。
ゆっくりとグラスに注ぎ入れると、夕陽を思わせるオレンジ色ときめ細かい真っ白な泡に心奪われます。なんて美しい。
鼻を近づけると、ほんのりあんずを思わせる甘酸っぱく華やかなホップの香りがふわりと広がります。
口に含むとまろやかな口当たりが印象に残ります。一方でドライな印象もあり、ほのかな甘みとのコントラストが絶妙。苦味もしっかりと感じ「シメイの中で最もドライでビターなタイプ」と言われているのも頷けます。
満足感がありながらも飲みやすく、8%のアルコール度数を感じさせないバランスの良さに驚かされます。
食事と合わせるなら
個性ある味わいで存在感たっぷりの『シメイ ホワイト』は、ビールだけでも主役になりますが、食事とのペアリングもぜひ愉しみたいところ。
今回は「ガーリックハニーバターポテトフライ」をピックアップ。ガーリック香る甘じょっぱいハチミツソースに、『シメイ ホワイト』のドライな味わいがぴったり合います。ねっとりとしたポテトフライの食感とも相性抜群で、後味をしっかりまとめてくれる組み合わせです。
公式HPによると、その他にも、から揚げや魚介類料理にも合わせやすいとのこと。ぜひお好きな料理と合わせながら、『シメイ ホワイト』とのとっておきのペアリングを見つけてみてください。
トラピストビールの代表格を手軽に缶で
苦味を帯びたドライな味わいでおかわりを誘う『シメイ ホワイト』。グラスに注いでから少し温度が落ち着くと、さらに深みが増し、心地よい余韻が広がります。時間をかけてゆっくり変化を楽しみたい味わいです。
何より、これまで瓶で味わってきたシメイを、こうして缶で飲める日が来るなんて…!と感慨深くなりました。
日常はもちろん、これからさらに寒くなる季節、クリスマスやお正月に、大切な人と乾杯する特別な時間にもぴったりな1本です。目が合ったらぜひお家へ連れ帰ってみて。
『シメイ ホワイト缶』
- 〇発売日:2024年10月15日(火)
- 〇容量:330ml/缶
- 〇アルコール度数: 8.0%
- 〇酒税区分:ビール
〇参考小売価格(税別):450円 - 〇販売地域: 全国