「Star Wars Outlaws」が今年発売！期待の新作オープンワールドゲーム
去年2023年は、海外ゲームが豊作の年でした。Game of the Yearを受賞した「Baldur's Gate 3」をはじめ、ハリー・ポッターシリーズの世界観をゲームにした「Hogwarts Legacy」や、広大な宇宙を旅する「Starfield」など、多くの名作が産みだされています。
今年も、人気が高くなることが見込まれるゲームがいくつか発売される予定です。発売予定のゲームを知ることは、今後の楽しみを広げたり、ゲーム業界の動向を知ったりする上で重要です。
本記事では特に注目すべき「Star Wars Outlaws」というタイトルについてご紹介します。
1月2日、ディズニー公式ブログにおいて、「Star Wars Outlaws」が2024年に発売されることが発表されました。本作は人気シリーズの「スターウォーズ」の世界観を引き継ぐ作品で、注目を集めています。
人気シリーズをタイトルに冠していることだけではなく、「アサシンクリード」などを制作したUbisoft社による、新作オープンワールドアドベンチャーゲームであることも、期待を集める要因になっています。
「Star Wars Outlaws」では、宇宙を舞台にして、広大な世界を自由に冒険でき、これまでの「スターウォーズ」シリーズとは異なった視点から宇宙を見ることができます。
「Star Wars Outlaws」はどんなゲームになるのかを、海外のインタビューなども参照しつつまとめました。
アウトローの視点でスターウォーズの世界を楽しめる
公式トレーラー(https://www.youtube.com/watch?v=ymcpwq1ltQc&t=9s)より引用
ストーリー面での今作の特徴は、「スターウォーズ」シリーズの世界観を引き継いでいながら、映画とは別の視点で「スターウォーズ」の銀河系を見られる点にあります。
タイトルに「アウトロー」という表現が使われていることからわかるように、今作「Star Wars Outlaws」は、悪役側の視点で描かれる物語です。今作の主人公、ケイ・ヴェスは裏社会から様々な依頼を受けて生計を立てている盗賊で、物語開始時はそれほど有名な存在ではありませんが、次第に大きな事件に巻き込まれていきます。
製作者へのインタビューによると、今作では「Grand Theft Auto」のような指名手配システムが導入されていて、悪事が見つかると治安維持組織に追われてしまう仕組みがあるとのことです。このシステムは、本作が悪役視点の物語であることの特徴の一つと言えるでしょう。
「スターウォーズ」シリーズはジェダイとシスという勢力の争いを描いたシリーズで、設定は豊富なものの、劇中で主に描かれるのはこの二つの勢力と、その戦いです。
一方で、今作はアウトローからの視点で世界を体験することができるので、「スターウォーズ」シリーズの世界観を、映画とはまた違った角度から楽しめます。
原作ファンはより「スターウォーズ」の世界を多角的に知ることができますし、原作を知らなくても、宇宙を舞台にしたアウトローの物語が楽しめます。
本作の舞台は、本家「スターウォーズ」のエピソード5と6の間の時系列です。
インタビューでは、原作映画のキャラクターが出ることも示唆されています。シリーズのファンは、登場人物の新しい一面を知ることができるでしょう。
Ubisoft社が制作。高クオリティなオープンワールドゲーム制作の実績あり
公式サイト(https://www.ubisoft.com/ja-jp/game/star-wars/outlaws)から引用
「Star Was Outlaws」は、高クオリティなオープンワールドゲームであることが期待されています。その理由の一つが、本作を制作しているのは、「アサシンクリード」シリーズで有名な、フランスのゲーム会社Ubisoft社だからです。
Ubisoft社は世界観を忠実に再現した広いマップを作りこみ、そのマップを自由に移動できるゲームを製作してきた実績があるので、今作のマップの完成度にも期待がかかります。
Assasin's Creed Mirage公式トレーラー(https://www.youtube.com/watch?v=x55lAlFtXmw)より引用
「アサシンクリード」シリーズはオープンワールドのステルスゲームで、プレイヤーはアサシン、暗殺者として任務を果たします。2007年に初タイトルが発売されて以来、人気を博しているシリーズです。
「アサシンクリード」シリーズの特徴として、現代と過去の時代を行き来するというものがあります。特に過去の時代の作りこみについては定評があり、これまで中世イングランドや古代ギリシアなどが描写されました。過去の町並みを再現することに関しては、シリーズを通して高い評価を得ています。
また、高いアクション性も人気の一つです。例えば、「アサシンクリード」シリーズでは「フリーラン」というシステムが採用されていて、パルクールのように街をアクロバティックに、自由に移動できることが売りになっています。
Ubisoft社は、特定の時代や地域を再現する技術と、自由かつ爽快な移動アクションを実現させるノウハウを持っています。それらの技術を活用することで、「Star Wars Outlaws」でも、「スターウォーズ」シリーズの世界観が再現されるとともに、世界を冒険する自由度が向上するでしょう。
公式ゲームプレイ動画(https://www.youtube.com/watch?v=c7K2TA0bBpY&t=488s)から引用
本作ならではの特徴は、トカゲのような見た目の生物、ニックスという相棒がいることです。ニックスは、ケイのアクションを様々な面でサポートしてくれます。
公式のゲームプレイ映像では、ニックスに命令して物を取ってこさせたり、攻撃させたり、ボタンを押させたりする様子が写されています。
本作では敵に見つからないように行動することが大事なので、小さなニックスと協力することは重要な要素になりそうです。
宇宙を舞台にした壮大な冒険が楽しめる
公式プレイ解説動画(https://www.youtube.com/watch?v=c7K2TA0bBpY&t=10s)より引用
本作のさらなる特徴が、広大な宇宙を、様々な移動手段で自由に旅できることです。
本作以外にも、宇宙を舞台にしたオープンワールドの作品がいくつか発売されています。その中でも、本作は一つ一つのマップを作りこんでいることが特徴的です。
マップ生成の方向性は近年多岐に渡っており、例えば去年発売された「Starfield」では、あらかじめ作られたマップと、自動生成されるマップの両方が登場します。「Starfield」では、宇宙の広大さを表現し、探索可能な範囲を広げるために、ランダムで惑星とその地形や気候を生成するアプローチをとっているのです。
それに対して、本作では一つ一つのマップがクリエイターによって作られています。作りこみはもちろんのこと、広さも相当なものになる見込みです。
海外のメディア、IGNのインタビュー記事によると、一つの惑星の大きさが、「Assassin's Creed: Odyssey」のエリア2つか3つに相当する広さになるとのこと。エリア一つが大都市分の広さなので、複数の惑星に行ける今作では、かなりの範囲を探索できることが予想されます。
また、そうしたマップを自由に旅できることも今作の特徴です。
公式のゲームプレイ映像では、浮遊するスクーターに乗って地表を移動するシーンや、宇宙船に乗って惑星から脱出するシーンが描かれています。これらのシーンから、乗り物を使って、様々な場所にシームレスに移動できることがわかります。
インタビューの情報によると、宇宙船に乗って宇宙に出た後は、自由に他の惑星に行けるとのこと。また、宇宙もオープンワールドの一部として制作されていて、宇宙での探索も充実したものになるようです。
宇宙を舞台にした冒険がどのように表現されるのか、期待がかかります。
まとめ
公式トレーラー(https://www.youtube.com/watch?v=ymcpwq1ltQc)から引用
「Star Wars Outlaws」の情報をまとめました。
「Star Wars Outlaws」は、悪役の視点から「スターウォーズ」シリーズの世界観を楽しめる作品です。また、制作会社のノウハウもあり、オープンワールドゲームとしての楽しさにも期待がかかります。
自由に広大な宇宙を旅できることは、この作品ならではの特徴になるでしょう。今年発売されるゲームの中でも、注目の作品の一つです。
「Star Wars Outlaws」は、コンシューマーゲーム機ではXBOX SERIES X|SやPLAYSTATION®5で発売される予定です。
また、Ubisoft社のプラットフォーム、UBISOFT CONNECTでも配信予定で、PCでのプレイも可能になる予定です。
今年中に発売される予定の今作、詳細は以下の公式サイトより確認できます。
大谷翔平・野球ニュース