国内大手ゲーム攻略サイト「Game8」を運営するゲームエイトが23日（木）、ゲームエイトとソニーペイメントサービスの共同出資による合弁会社・株式会社S8 Plusを設立し、アプリ外課金をはじめとする決済事業を開始することを発表した。
2024年6月12日に「スマートフォンにおいて利用される特定ソフトウェアに係る競争の促進に関する法律」が可決。これを受けてS8 Plusは、ゲームやエンタメをより楽しむためのサービス「S8 Shops」と「Game8 Store」を展開。
「S8 Shops」はゲームパブリッシャー直営でアプリ外課金サイトを構築できるサービス。「Game8 Store」は月間5億PVを誇る「Game8」内で、ゲーム内アイテムやダウンロードキーを販売できるECサービスを展開する。
S8 Plusのサービスは、徹底したユーザー目線を実現。安全で多様な決済オプションを提供し、ユーザーがスムーズにアイテムを購入できる環境を目指す。未成年ユーザー向けに購入制限を設けるなど、安心して楽しめる仕組みも導入している。
ソニーペイメントサービス 取締役専務執行役員・溝口純生氏は収益性があるのかと問われると「決済の量を積み上げることで対応したいです。お客様のニーズに応え、プロモーションから一期痛感してできるところを活かして活動していきます。総合的に収益を上げていきたいです」と回答。
S8 Plusの代表取締役社長・沢村俊介氏はゲーム体験のシームレス化について「パソコンを開きっぱなしな方、モバイル2台持ちの方、1台の方とさまざまなので、シームレスの形はそれぞれだと感じています。最終的にはお客様に選んでもらう形になると思います」と説明した。
沢村氏は「スタート当時から思いが強く、4年半の思いが今日まさにぶつけられたなと思っています。我々が儲かればいいというよりもデータセキュリティも含めて、この業界を頑張って引っ張って伸ばしていきたいと思います」とコメント。
今後、S8 Plusはユーザーとパブリッシャーの双方に価値を提供し、安全性と利便性を追求しながら、エンタメ業界全体の成長を支える存在となることを目指す。
