5月28日(火)、足立区千住旭町にある東京電機大学にて「足立区マイナスイメージ払拭プロモーション発表会」が開催され、足立区出身の人気芸人マシンガンズの滝沢秀一が出席した。
この「足立区マイナスイメージ払拭プロモーション発表会」では、足立区のリアルな“今”と今回のプロモーションに至る経緯がまず説明された。
足立区のマイナスイメージ最大の要因であった刑法犯認知件数は現在は大幅に減り、千住エリアを中心に大学誘致にも成功。現在6つの大学が集まる学生の街となったほか、令和4年には悲願であった大学病院が開業。さらに今後も綾瀬・北綾瀬エリアの再開発など街の変化は続く一方で、いまだに区外からは「治安が悪い」というイメージが持たれているという。
そこで足立区の今とイメージとのギャップ解消を図るため、区は区外からのマイナスイメージを逆手にとったコンセプト「ワケあり区、足立区。」を提唱。足立区は良くも悪くも知名度自体はとても高いため、マイナスイメージを逆手にとったコピーにこだわり、あえてネガティブにも取れる「ワケあり」という言葉で耳目を引いたところで、ポジティブな「ワケ」を発信していくというコピーを考えた。今後発信していくという。
3歳~22歳まで足立区で過ごした滝沢は、「足立区は23区のSECOND(2023年にスタートした芸歴16年以上の漫才師による大会「THE SECOND~漫才トーナメント」)だなと思いました」と、自身が準優勝を果たした大会に例えてコメント。「『足立区大丈夫?』って言われるけれど、良い面がたくさんあって頑張っている人もいる。SECONDも売れてないけれど、頑張っている面白い芸人が見直される大会。もう一度見直して、良いところを見よう。僕は足立区は未来に向かう区だと思う」と語った。
この「足立区マイナスイメージ払拭プロモーション発表会」を皮切りに、6月からは北千住駅構内へのポスター掲示や鉄道車内広告、SNSの発信など、本格的な区外へ向けたシティプロモーションが始動する予定だ。また、それに先立ち足立区のリアル=“今”を区外の方に周知するため、足立区ホームページ内に区の魅力や先進的な施策を足立区の「ワケ」としてまとめた特設サイトもオープンした。
■「ワケあり区、足立区」特設サイト
https://www.city.adachi.tokyo.jp/citypro/wakeariku.html