警視庁は8日、立川市立第三小学校で、教職員に暴行を加えた男性2人を現行犯逮捕した。
学校で暴れる
警視庁などによると、8日午前11時前、20代と40代の男性が校舎に侵入。

男性は2年生の教室で、まず教師を殴った。
また、持ち込んだ酒の瓶を床に叩きつけ、ある児童の名前を叫んでいた光景も目撃されている。
保護者の女性が知人男性に連絡
その後、騒ぎを聞きつけやってきた校長を殴打。
校長は、こぶが出来るほどのけがを負った。

さらに、男性は職員室のドア窓を割って鍵を開け、教職員を暴行。
なお、事件が起こる前には、児童の女性保護者が「児童間トラブル」について、教師に相談していた。
話し合いは上手くいかず、女性が知人の男性に連絡。
体育館通路から教室へ
すると、連絡を受けた男性がもうひとりを連れて、タクシーで学校にやってきた。
その後、女性と共に、校門脇にある青い門から学校へ侵入。

教室には、体育館と校舎をつなぐ通路から入ったとみられる。
「先生は鼻血を流していた」
事件を目撃した児童は「ヤンキーが教室に入ってきて、先生を殴りまくっていた。椅子でも殴った。先生は鼻血を流していた。怖かったので、みんなで逃げた」と、当時の緊迫した様子を語った。
立川市教育委員会は、9日に臨床心理士とスクールカウンセラーを学校に派遣する。

そして、児童の心のケアや相談対応にあたる方針だ。