戦後沖縄を舞台に、史実に記されない真実を描き切った真藤順丈による傑作小説「宝島」。
東映とソニー・ピクチャーズによる共同配給のもと実写映画化され、9月19日(金)より全国公開を迎える。
今回、4種のアザービジュアルが解禁となった。
リアルな空気感
解禁されたビジュアルでは、米軍による営業許可証・通称「Aサイン」を掲げるバーが立ち並ぶ繁華街の雑踏、巨大なアメ車など。
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アメリカに支配されていた、当時の沖縄のリアルな空気感が漂っている。
懸命に生き抜く
また、激動と混沌の時代を懸命に生き抜く、‟戦果アギヤー“の日常が映し出されている。
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米軍基地から物資を奪い、戦果として困窮する住民らに分け与えていた若者たち。
観る者の胸に強烈なメッセージ
何も恐れず未来を信じ突き進む‟戦果アギヤー“と呼ばれる彼らの勇ましい姿とともに、ビジュアルに添えられた「1952:WHEN OKINAWA WAS STILL UNDER US OCCUPATION.」というコピー。
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戦後の過渡期を全力で生きたグスク(妻夫木聡)、ヤマコ(広瀬すず)、レイ(窪田正孝)そして、リーダーのオン(永山瑛太)ら全ての若者たちの魂の叫びが感じられる、観る者の胸に強烈なメッセージを突き刺すデザインとなっている。
普遍性を持った物語
映画化にあたり、「⾃分にできることの全てをこの作品に投げ打った」と語る大友啓史監督。
大友監督は本作について、「戦争という悲劇は、その渦中のみではなく、それが終わった後の日常にも大きな影響を及ぼす」。
「戦争を通して生まれた勝者と敗者という関係性は、その後の日々の暮らしの中にどんな爪痕を残していくのか。そして、その関係性は我々に何を与え、何を奪っていくのか」。
「宝島は、沖縄を舞台にした物語ですが、決してあの時代の沖縄だけにと留まる物語ではない。いまだ世界中で起きている戦争や紛争の本質に真正面から踏み込んでいく、そんな普遍性を持った物語だと思います。スタッフキャストが心を一つにし、同じ願いを持って取り組んだ作品です」とコメント。
革新的なエンタテイメント超大作
現在完成に向けて編集中の本作は、いよいよ完成間近だ。
東映とソニー・ピクチャーズによる共同配給のもと、ハリウッドに拠点を置くLUKA Productions Internationalも製作に参加して日米共同製作で挑む、映画業界への挑戦。
今までの常識を覆す、革新的なエンタテイメント超大作となっている。
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©真藤順丈/講談社 ©2025「宝島」製作委員会