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神戸市公立中学校 『学校単位の部活動』終了・会費制の地域クラブへ移行 「ダンスや料理」なども選択可能


神戸市は2026年度に公立中学校の部活動を終了し、地域の人々と協力する「地域クラブ活動」へ移行すると発表しました。この変更により、生徒たちの活動の選択肢が減少することを市は懸念しています。調査によれば、小学4~6年生の希望スポーツ種目はサッカーが最も人気ですが、現在の部活動との間にズレがあります。また、教員の負担を軽減するため、未経験の種目の顧問を担当する現状を改善する必要があります。新制度では、家庭が活動内容や費用を自由に選択できるようになり、ダンスやeスポーツなどの種目も含まれます。教員の参加も柔軟に対応し、負担を減らす方向で進められます。

神戸市は、2026年度に公立中学校の部活動を終了し、地域の人たちと共に活動する「地域クラブ活動」に移行すると発表。

選択肢が少なくなる

市は、生徒の減少による廃部や、単独で試合に出られない学校が大幅に増えるなど、子どもたちの活動の選択肢がさらに少なくなることを危惧しているという。

また、市が実施したアンケートによると、小学4~6年生・やってみたいスポーツ種目の第1位はサッカー。

バレーボール、バスケットボールと続く。

『ダンス』が5位で、軟式野球8位、陸上競技9位となった。

現在の部活動にズレ

文化種目については、料理が1位、吹奏楽3位、eスポーツ6位、プログラミング8位。

(画像:イメージ)

さらに、活動の目的については「仲間と楽しく活動するため」が全体の38%で、「良い成績や結果を残すため」27%を上回った。

アンケート結果からは、子どもたちがやりたい活動と、現在の部活動にズレが生じていることがうかがえる。

教員の負担も大きい

部活動を指導する教員の負担も大きい。

神戸市では約半数の教員が、経験したことのない種目の顧問を担当。

(画像:イメージ)

全国的にも、若い教師が無理やり、未経験の種目を押し付けられる。

また、負担になっている部活動の指導開始時と最後だけ、顧問が顔を出すといったケースも少なくない。

各家庭が選択

こういった問題を解決するために、神戸市は校区に関わらず、新種目を含む活動内容・費用・距離などを、各家庭で選択できるようになる。

(画像:神戸市役所)

ダンスや料理、eスポーツも参画予定。

生徒への指導を希望する教員については、顧問としてではなく、時間帯など無理のない範囲で参加が可能となる。

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