2025年2月21日(金)より、全国公開される映画『ゆきてかへらぬ』。
今回、3人の壮絶な青春を映す待望の本予告編、本ビジュアルが解禁となった。
新曲の一部・初披露
主題歌は、長編映画の主題歌を担当するのは初となる新進気鋭のシンガーソングライター・キタニタツヤが、本作のために書き下ろした新曲「ユーモア」に決定。
中原中也の文学に陶酔していたというキタニが、愛とリスペクトをこめて制作した楽曲となっており、今回解禁された本予告編でも、その一部が初披露となった。
主題歌を聞いた広瀬は「主題歌が始まった瞬間は映画の余韻が残りつつ、後半は違う世界観でちょっと面白いバランス感の楽曲で素敵だなと思いました」。
「心地よいリズム」
木戸は「3人のキャラクターのどの人を歌詞の主人公においたとしても当てはまるような、すごく切なさもあり、ずっと聴いていられる、何回もリピートして聴いていられるような素敵な曲でした」。
岡田は「心地よいリズムで歌詞もすっと入ってきますし、改めて歌詞を見て聴くのと、また理解を深めてからこの曲を聴くのでは(印象が)変わるので、聞くときは歌詞を読んでみてから聞いてもらったら嬉しいなと思います」とコメントしている。
キタニタツヤ コメント(全文)
詩を書くということは、意味なくただそこにあるだけの現実をあえてユーモラスに捉えて解釈し、言葉というフォーマットで出力しなおす営みだと思っています。
単に「面白おかしく」という意味ではなく、ありていでない眼差しを向けることによって現実に隙を見出す、何らかの安らぎの余地を加えるという意味でのユーモア。
加えて、人は永遠ではあり得ないのに反して言葉は永遠になり得ます。
残された言葉は他者の心を撫で続ける。
現代に生きる私はそういうふうに中原中也の詩に触れてきましたし、泰子もそうだったのかもしれません。
「ゆきてかへらぬ」ラストシーンでの泰子と小林にとって中也の詩はどう響いていたんだろう。
また劇場を後にする私たちにとって「ゆきてかへらぬ」という映画そのものはどう響いていくのだろう。
そうしたことを考えながら歌を作りました。
本予告編
『ゆきてかへらぬ』
2月21日(金)より、TOHO シネマズ 日比谷ほか全国公開
©︎2025「ゆきてかへらぬ」製作委員会
【配給】 キノフィルムズ