長野県教育委員会は21日、県立高校の教員が、生徒369人分の個人情報などが入ったUSBメモリーを紛失したと公表。
トレンドニュースキャスター取材班は、県教委から詳しい話を聞いた。
匿名の投書で発覚
今月18日、県教委に匿名の封書が届いた。
日本郵便の消印は、長野県内。
封書には、「拾ったUSBメモリーに、県立高校の生徒などの個人情報を含む、データーが保存されている」と書かれた紙が入っていた。
また、生徒の名簿が写ったスクリーンショットが、複数枚同封されていたという。
「自宅に持ち帰っていた」
その名簿をもとに、県立高校を特定したところ、教員がUSBメモリーを紛失していたことが判明。
メモリーの中には、2022年度の全校生徒369人分の氏名や住所、それに加え生徒130人分の英語テストの成績が入っているという。
紛失した教員は、「いつ失くしたかのかは、分からない。教材などを作成するために自宅に持ち帰っていた」と話している。
警察に相談中
この高校では、校長の許可があれば、私物のUSBメモリーを使用可能だが、校長に許可を取ったかどうかも覚えていないという。
トレンドニュースキャスターが、県教委の担当者に「拾った相手から、何か要求されているのか」問うと、『捜査に関わることなので話せない』と担当者。
なお、失くした教員が21日、警察署へ相談に出向いた。
また、近日中に高校で、保護者説明会が予定されている。