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【人材育成】メンバーとの「1on1」はいったい何を話せばよいのか


1on1の広まりとともに「メンバーとの1on1を任されたけれど困った……」という状況のマネジメントが増加しています。1on1を活かしてメンバーを育成するために、何を知り、何を話し、何をすれば良いのでしょうか。

『心理カウンセラー兼ビジネスコンサルタント伝授!1on1をWin-Winの時間にする方法』(著:石守芽以)

本著では、様々な企業の社員研修やメンター制度の企画・運営等、人材育成を支援する人事コンサルタントであり心理カウンセラーでもある著者が、カウンセリングの考え方や技術を取り入れた1on1の成功術を紹介しています。互いに「有意義な時間だった!話せて良かった!」と思える1on1を行うために、上司が意識または実行すべきポイントが詰まった一冊です。

大企業を中心に、人材育成や組織風土醸成の一環として、主に上司とメンバーが1対1で会話する「1on1」を取り入れる企業が増加しています。1on1に決まった形式はありませんが、業務上の目標設定やフィードバックの提供、キャリアに関する相談などが主な目的です。

近年ビジネスシーンで1on1が広まっている背景には、以下の3つがあるといわれています。

  1. 「挑戦」を推奨する組織風土の台頭

DX推進をはじめ、変化に柔軟に対応することや、リスクをとって挑戦することを重要視する組織文化が台頭してきました。チームや個々のメンバーが主体的に考え、スピード感を持って行動することが求められています。この中で「アジャイル方式」と呼ばれる挑戦・検証・改善を繰り返す行動様式の浸透や、物事を自ら前進させるマインドの醸成は、組織レベルで解決すべき課題です。そのような認識の下、メンバーが意思決定や行動を起こすにあたり必要な知識の習得、経験を積む機会の提供等を上司がサポートするため、定期的な1on1の実施が取り入れられるようになりました。

  1. メンタリングやコーチング等、個々に合わせたサポートの重視

持続的な成長を目指す企業や組織では、従業員のスキルやキャリアの成長を支援するために、個々の意向や能力を汲んだサポートを提供する施策が次々と実施されています。その一環として、1on1は先輩や上司がメンターやコーチ役になり、メンバーをサポートするための場として活用されることが増えました。職場の人間関係や、出産・育児・介護等ワークライフバランスに関する相談が持ち込まれることも多く、カウンセリングのような要素も含んでいます。

  1. リモートワークの普及

コロナ感染拡大やオンライン会議ツールの普及により、リモートワークがより一般的になりました。移動時間の短縮など利便性が高まった一方で、対面コミュニケーションが減り、タイムリーな業務フォローや個々のコンディション把握等が難しくなり、育成面での課題も生じています。そのため、1on1は業務上の進捗管理や相談にとどまらず、メンタルヘルスの変化をとらえる機会としても重要なコミュニケーション手段に位置付けられるようになりました。

これらの社会変化を踏まえ、本著では1on1を行う上司や人事向けに、以下の内容を解説しています。
・1on1に臨む基本姿勢
・シーン別のポイント(キャリア相談、フィードバック等)
・よくあるお悩み(メンバーの自信過剰等)
・1on1の効果を高める方法(メンタルヘルス、スキルアップ等)
・1on1の注意事項(うつや休職リスクへの対応等)

【企業情報】
Confinkle Business Studio合同会社
代表 石守 芽以
Confinkle Business Studio合同会社は「ビジネスパーソンの心身ともに健康な社会生活をサポートする」をミッションに、各種事業を展開するベンチャー企業です。http://confinkle.com

2024年5月17日、最新刊『心理カウンセラー兼ビジネスコンサルタント伝授!1on1をWin-Winの時間にする方法』(https://amzn.asia/d/04y0LFI6)発刊。

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