宇治市教育委員会は、市立中学校の用務員(30代)が、勤務時間中に何度もパチンコへ行っていたため、停職2か月の懲戒処分にしたと発表。
昼前になるとパチンコへ
市教委によると、用務員は今年1月から2月にかけて計8日間、学校を無断で抜け出し、パチンコ店へ。
なお、この用務員の勤務時間は、午前8時~午後4時45分までだが、昼前になるとパチンコ店へ出かけ、そのまま帰宅していた。
管理職も問題あり
中学校では、用務員が学校を抜け出す場面を、目撃していた教員もいた。
しかし、用務員が早退の申請をしているものと、思い込んでいたという。
市教委の担当者は、トレンドニュースキャスターの取材に「用務員が学校を抜け出していたことが問題だが、校長を含む管理職も、用務員の勤務実態を把握していなかった」とこぼす。
匿名の通報で発覚
市への匿名の通報により、今回の事案が発覚。
用務員は、教委の聞き取りに「家庭内のストレスがあり、パチンコ店へ行ってしまった」と話したという。
用務員は28日から停職に入り、7月末に復帰予定。
「信用を失墜するもの」
宇治市の木上教育長は「職員がこのような事案を起こしたことは、公教育に対する信用並びに本市職員の信用を失墜するもので、大変遺憾であると考えております」。
「改めて綱紀粛正を徹底し、市民の皆様の信頼回復に全力で取り組んで参ります」とコメント。