奈良県広域消防組合は、五條消防署の男性消防士(20代)が、トイレで10代の女性を盗撮したとして、停職6か月の懲戒処分にしたと発表。
トレンドニュースキャスター取材班は、組合の人事担当から詳しい話を聞いた。
盗撮に気づかれ逃走
消防組合によると、男性消防士は昨年2月12日に、奈良県内の物品販売店・男女共用屋外トイレに侵入。
個室の上からスマホで、女性を盗撮した。
女性に盗撮を気づかれたため、消防士は現場から逃走。
結果は逮捕・起訴
しかし、消防士は逮捕されることを危惧。
現場に戻り、通報で駆けつけた捜査中の警察官に、盗撮を申告した。
その後、警察に任意同行され、性的姿態等撮影処罰法違反で逮捕された。
現在、奈良地方検察庁に起訴されている。
深くお詫び
奈良県広域消防組合は「この不祥事事案は消防の信頼を損なう行為であり、住民の皆様に対し深くお詫び申し上げます」と謝罪。
その上で「職員一人一人に服務規律保持の自覚を強く促し、公務員として高い倫理感を持って行動するよう、指導を徹底し、全力を挙げて取り組んでまいります」とコメント。
相次ぐ消防士の不祥事
なお、2日には千葉市の男性消防士(24)が、同僚3人の財布から現金11万3千円を盗んだとして、停職6ヶ月に。
つい先日は、アダルトビデオに5回出演した、埼玉県の男性消防士(24)も停職6か月になるなど、消防士による不祥事が相次いでいる。