東京・品川区は、小中学校の校庭から、「くぎ」などが5,000本以上見つかったと発表した。
児童が大けが
品川区によると、今年1月に区立小学校の校庭でサッカーをしていた児童が、スライディング。
その際に、地面から突き出ていた金具で、左ひざを10センチ切る大けがをした。
線を引く目印
そのため、区は今年2月~3月末に、区内の小中学校23校の校庭を金属探知機で調査。
すると、くぎや棒状金物5,075本と、ガラス片やコンクリート片が2,719個見つかった。
特にU字型の金具が多く見つかっており、校庭に線を引く目印として打ち込み、そのままの状態になっていたとみられる。
原則使用禁止
品川区は「今後も、児童・生徒の安心安全な運動環境確保に向けて、棒状金物を原則使用禁止とすることや、校庭利用前の安全確認、利用後の清掃・整備を徹底するなど、再発防止に努めていく」とコメント。