公正取引委員会は15日、ビッグモーターが、下請け業者に対して悪質な要求をする「下請け法違反」があったと発表した。
不当要求オンパレード
公取委によると、ビッグモーターは下請け業者に対して、単価を一方的に下げるいわゆる「買いたたき」。
また、洗車中に車内に水をかけた車両の買取、自社での車検・損害保険の契約を、業者に強制していた。
花輪や生け花も
さらに、仕上げ小屋の床や側溝の掃除、雑草の除去、展示車両のタイヤへのワックスがけ、車内のペットの毛除去を無料でやるように要請。
新店舗オープン時には、花輪や生け花の提供を要求していた。
「非常に悪質なやり方」
公取委は、これらの行為を下請け法違反と認定し、過去最多となる17件の勧告・指導を実施。
また、「重大かつ異例の規模」、「はっきりわかりやすい下請けいじめ」、「非常に悪質なやり方」などと批判した。
今後についても、公取委が継続的にビッグモーターを監視していくとしている。