福岡市教育委員会は2日、南区の市立小学校に勤務する30代男性教諭を、懲戒免職処分にした。
「眼鏡を失くした」
福岡市教委によると、男性教諭は、昨年10月14日(土)午前2時30分~午前5時ごろまで、知人女性の自宅において複数人で飲酒。
知人女性宅を出た後、午前5時30分ごろ、再度1人で女性宅に戻り「眼鏡を失くした」と申し出た。
その後、部屋に入り、無理矢理女性の身体を触るなどのわいせつ行為を行った。
校長も懲戒処分
教委の聞き取りに対して、男性教諭は「記憶がない」と一旦否認したが、「被害者が嫌がっていたと思う」とわいせつ行為を認めた。
この教諭は、2日付けで懲戒免職。
また、部下職員に対する指導監督が不十分であったとして、所属校の校長に対して「文書訓戒」の懲戒処分も実施した。
なお今年度、福岡市の教職員によるわいせつ事案での懲戒免職処分は、4件目となった。
採用試験に問題か?
取材班が、学生時代に教職課程を履修していたとき。
私立大学だったため、教員免許を取得済みでも、民間企業に就職する学生がほとんどだった。
しかし、「あのひと、ヤバいよね」と評判だった学生が、教員採用試験を受験し、合格していた現実がある。
また、教育委員会を取材していると、明らかに常識外れの「指導主事」や「教委職員」を、多々目にする。
懲戒免職処分が多発していることは、教員採用試験自体に問題があると言わざるを得ない。