消費者庁は5日、『ビッグモーター』に関して、全国から寄せられた消費生活相談が、昨年度は1,491件あったと発表。
その半数近くが、解約に関するものであることがわかった。
購入・売却トラブルがほとんど
消費者庁の発表によると、ビッグモーターに関する2022年度の消費生活相談は、計1,491件。
そのうち、1,313件は四輪自動車の購入・売却に関するものだった。
また、その約半数が解約に関する相談。
ネット上でも被害の声多数
さらに、「契約後に査定額を減額された」、「売却や購入について強引な勧誘を受けた」といった相談もあったという。
ネット上では、「ビッグモーターに契約後に査定額を減額された」との被害の声が多数あがっており、泣き寝入りしている消費者もいると思われる。
消費者庁は、少しでも不安なことがあれば「消費者ホットライン 」188番に、電話するよう呼びかけている。
国も損害賠償を請求していく
また、全国各地でビッグモーター店舗前の街路樹が枯れている問題では、新たに福岡県古賀店前で、通常の約166倍の除草剤成分「グリホサート」が検出された。
古賀市の調査に対して、ビッグモーターは文書で「古賀店の店長経験者が一昨年ごろから、一部の場所で、月に1回以上除草剤を使ったと話している」と回答。
各地で起きている被害について、国土交通省の担当者は、トレンドニュースキャスターの取材に「各県警の捜査などで、原因者が特定されれば、原因者に対して損害賠償を請求していく」と述べた。