夏の日には、雨や台風、急に起こるゲリラ豪雨がある。
そのような日には、頭痛や吐き気、体のだるさなどで、体調が悪くなる人も多い。
今回は、気候の変化によって起こる悩ましい症状、そして少しでも辛さを減らす食べ物について解説する。
病名は「気象病」
SNSやネット上では、「雨の日にしんどくなる」という悩みが多く寄せられている。
この悩みの原因は、気象病。
気象病になると、めまい、頭痛、関節の痛み、吐き気、体のだるさなどの症状が現れる。
そして、天気が良くなってくると次第に治っていくのだ。
原因は自律神経
雨や台風になると、気圧が低くなる。
また、季節の変わり目には、急に気温が変化する。
そして耳などの体の器官が、過敏に反応することが気象病の原因。
結果的に、体内の自律神経バランスが崩れてしまうのだ。
自律神経には、興奮する交感神経と、リラックスする副交感神経がある。
交感神経が強くなると、さまざまな神経が活発になり、頭痛やめまいといった症状が目立つ。
反対に、副交感神経が優位になると、体の機能が弱まる。
主な症状は、眠気やだるさ、気分の落ち込み。
また、特に月経期の女性は、ホルモンバランスの変化も激しく、特に気象病になりやすい。
気象病に効く食べ物
気象病による辛い症状は、早く治したいもの。
そのためには、気象病に効く食べ物を摂取しよう。
まずは、マグネシウムを含む食べ物が有効。
例えば、アーモンドやピーナッツ、小豆などの豆類、納豆や豆乳などの大豆類、バナナなどだ。
豆乳を使ったバナナジュースなど、是非試してほしい。
また、自律神経のバランスを整え、頭痛にも有効な、ビタミンB1もおすすめ。
ビタミンB1が多く含まれるのは、ナッツや豆類に加えて、赤味肉、豚肉、玄米、ほうれん草など。
そして、体内の水の流れを改善する、わかめ、昆布などの海藻類、キュウリ、ゴーヤなどの夏野菜も有効だ。
ゆっくりと安静に
気象病の原因は、自律神経の乱れ。
ストレスがかかる環境や、疲れている状態では、症状が増悪する。
穏やかな気持ちで、気象病に効く食べ物を積極的に摂取して、気象病を乗り越えていこう。