「森の物知り博士」、「森の哲学者」としても人間に親しまれているフクロウ。
知能が高いため、人間の行動を観察・記憶し、人間から受けた「いいこと」については恩返しをすることができる。
そんなフクロウの、岩手県の市道上でたたずむ姿が、SNS上で話題を呼んでいる。
2,200万表示突破
山族ゾクさん(@sanzokukyotei)は、「えっフクロウ… 危なかったー 。そこに居たらひかれちゃうよ!怪我してるのか、寝てるだけなのか。全く動かずジッとしたままです」などと投稿。
この投稿は、18万以上のいいねを獲得し、2,200万表示を突破している。
市道を運転中に発見
山族さんは、トレンドニュースキャスターの取材に「6月27日午後9時半ごろに、岩手県の市道上でこのフクロウを発見した」と話す。
また、「運転していたときには、アナグマやタヌキ、キツネだと思った」と言う。
約10分・目を閉じたまま
約10分この状態のままで、その間、車2台も通過した。
山族さんが、木の棒で軽くちょんちょんとしても、すぐには飛ばずに目を閉じたまま。
「その場で羽ばたきを始めたが、飛ぶ気配がなかった。(このままでは車にひかれてしまうので)端に寄せてあげようと、手袋をして両手でつかんだら、いきなり飛んでいった」と山族さん。
また、「これにはかなり驚いた」と語った。
車にひかれなくてよかった
フクロウは、瞳孔が大きく、弱い光に敏感な桿体(かんたい)細胞が網膜に多いため、弱い光の中でも、動くものがとてもシャープに感じられる。
今回は、車のライトがフクロウにとってまぶしいと感じられた可能性もある。
SNS上でも「まぶしいのかな?」、「車にひかれなくてよかった」、「なんか姿がかわいい」といった声があがっている。
大きな反響になっていることについて、山族さんは「自然が豊かで、さまざまな動物や植物に出会うので、そんな瞬間をお見せできてよかった」。
また、「逆に教えていただいたり、感謝されたりして、皆さまにはありがとうの気持ちでいっぱいです」と話した。
(取材・文 小野貴弘)