(写真提供:「OHASHI」森田さん)
アンティーク調の、お洒落な外観だが、店内で売られているのは、日本茶なのだ。Twitter上では、そのギャップと、抜群のセンスが話題となっている。
トレンドニュースキャスターは、投稿者のbloomingさん(@bloomin0928)と、日本茶店「OHASHI」の店主である、森田さんに話を聞いた。
さまざまな日本茶を楽しめる
(写真提供:「OHASHI」森田さん)
外観だけではなく、店内も、その空間自体を楽しめる内装となっている。
「お店の見た目、商品のパッケージが、とてもお洒落でかわいらしく、胸がときめいたのを覚えています」と、bloomingさんは、初めてお店を訪れたときのことを振り返った。
店内では、日本茶以外の商品も販売している。
「お茶に合うチョコレートなどのお菓子や、昔ながらのお茶屋さんを彷彿とさせる、海苔や椎茸といった乾物も置いてありました。ティーポットなどの茶器も売られていて、お茶のテーマパークのようです」と語った。
350年以上の歴史がある茶問屋
「OHASHI」は、1653年に日本橋で創業した。中野に場所を移したのは戦後で、江戸時代から、350年以上にわたり、茶問屋として生き残ってきた。
店主の森田さんは、先代の後を継いだ形となる。
「小学4年生の頃に、お茶の配達に連れて行ってもらった際、配達先で、お菓子やお茶をいただくことがありました。そのとき、『こんなにおいしい仕事はやるしかない』と、浅い考えを持ち、今に至ります」と、森田さんは語る。
和のイメージからの脱却
(写真提供:bloomingさん)
日本茶といえば、「和」のイメージが強い。なぜ、あえてイメージとは真逆の、外観・パッケージにしたのだろうか。
「どの業界でも、昔からあるお店は、常連さんに支えられてきました。しかし、その一方で、新しいお客様の開拓と、時代のニーズに合った味と、商品の方向性に迫られます」と言う。
また、「和のイメージからの脱却は、可能性への挑戦です」と語った。
Twitter上では、「お洒落なだけではなく、味もおいしい」、「プレゼントに贈りたい」など、多くのコメントが上がっている。
幅広い世代から支持
(写真提供:「OHASHI」森田さん)
「OHASHI」には、ギフト仕様のパッケージもある。
「ギフトセットの種類も豊富で、何よりパッケージがかわいいので、プレゼントにおすすめしたいです」と、bloomingさんは話す。
Twitter上の投稿を見ると、大切な人や、お世話になっている人へのプレゼントとして、購入する人が多い様子がうかがえる。
「10代から90代までの、女性のお客様、ご夫婦・カップル・お友達同士・ご家族で来られる方も多いです」と、森田さんは言う。
最後に、「寒い冬には、温かいほうじ茶系。なかでも、『生姜ほうじ茶』や『キャラメルほうじ茶』がおすすめです。もうすぐ近づくバレンタインには、昨年末に完成した、『チョコレートほうじ茶』をおすすめしていきます」と語った。
(取材・文 松浦悠汰)