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ついに弾(高橋文哉)が、あす花(本田翼)に告白!?「君の花になる」7話レビュー


母校でのライブイベントも無事に終わり、弾たちは、日頃お世話になっているあす花にお礼をしようと「感謝Day」を企画。なんとも心温まる展開だが、卒業生へのビデオメッセージをお願いしたいという母校の要求から、あす花のトラウマが明らかになり……。

あす花のトラウマが明らかに

弾の母校であり、かつて、あす花が教師として働いていた学校で行われたライブイベント。配信で8LOOMの様子を見守っていたあす花が、彼らの姿を直接見たいと走ったにも関わらず、やはり校門を前にしてうずくまってしまう。

これまでの回でも、あす花に植え付けられたトラウマの欠片が描写されていた。彼女は一体、どんな荷物を背負ってしまったのだろうか。

ぜひ8LOOMに卒業生向けのメッセージをお願いしたい、とのことで、あす花の元同僚・池谷(前田公輝)や、上司の豊高(塚本高史)がやってくる。彼らの口から、少しずつ、あす花の過去が詳らかに。

要は、あす花が頑張りすぎてしまったこと、それにかこつけて豊高がパワハラめいたことをしたのが、引き金だったのだ。

いくつもの部顧問を兼任し、降ってくる雑事をすべて引き受けていたあす花。ついには生徒たちの小テスト答案を紛失し、信用を失う事態に。極めつけに、豊高の発した「頑張りが足りないんじゃない?」「他の先生はちゃんとやれるよ」の言葉が、呪いとなってあす花を苦しめる。

こういった言葉は簡単に、受け取った側の視野を狭め、行動の選択肢まで削ぎ取っていく。気づいた瞬間にはもう、自力ではどうにもできないところにいることも多い。言葉をかけるなら、呪いの言葉ではなく、相手の心に届く優しい言葉を贈りたいものだ。

「そのままで良い」弾のメッセージが視聴者にも刺さる

8LOOMのメンバーたちが企画した「あす花感謝Day」はもちろんのこと、弾の「無理に花丸をつける必要なんてない、そのままで良い」のメッセージが、あす花の自信を復活させた。

イヤフォンをプレゼントしたり、カレーを作ったり、やけにクオリティの高い似顔絵を贈るなど、それぞれのやり方であす花を労った8LOOMたち。

そして、ついに弾があす花へ愛の告白!

弾らしからぬ直球な言葉に、キュンとした方も多いのではないだろうか。あす花の手のひらへ花丸を描いてあげる仕草も、なんとも可愛らしかった。このまま二人の幸せを願いたいところだが……どうしてもスキャンダルが心配である。そして、どうやら8LOOMのメンバー・なるくん(宮世琉弥)もあす花のことが好きな様子。メンバー間の三角関係も勃発する流れになるのか。

一点だけ気になってしまったのは、元8LOOMのメンバーだった良介(池田匡志)が、「パティシェになる!」と夢を語ったことである。前向きになるのは良いことだが、バイト先のケーキを箱ごと投げつけられるような人に、パティシエが務まるのだろうか……。そんな野暮なツッコミは、このドラマには必要なさそうだ。

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