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灰皿型のUFO出現!? 失われた原版写真の謎


 1965年8月3日、カリフォルニア州のオレンジ郡の高速道路検査官であったレックス・ヘフリン氏は 仕事で移動中、高速道路管理局との無線連絡に異常を確認。送受信状態になっているにもかかわらず、作動している様子が見えなかったため、不審に思っていると上空に奇妙な物体が浮遊しているのを発見した。それはつばのある帽子や伏せた金属製の灰皿のような形状をしていた。

 彼はパトロールで使用するポラロイドカメラを持参していたため、すかさずこの物体を撮影。UFOはやがて北東に向かって50メートルほどの高度を保ちながら水平にゆっくりと移動していき、やがて煙の輪のようなものを残し、急上昇して去っていったという。

 UFOは飛行中は常に底部中央から光線を放射しており、時折姿勢を直すような挙動を見せていたという。また、最後に残された煙の輪は青い色をしており、30秒ほど空に停滞していたという。

 これらの写真は当時のものとしてはかなり鮮明に撮影されたものでもあったため、一般のメディアから米軍のUFO調査機関「プロジェクト・ブルーブック」の調査対象ともなった。

 しかし、この写真のオリジナルは空軍の調査のために一度貸し出し、ヘフリン氏のもとに返却された数時間後、同じく空軍から来たと語る別の人物によって持ち去られ、以降は紛失してしまったという。よって現在我々が確認できる写真は、調査で複製されたものとなっている。

 よくUFOを目撃したり写真を撮影すると、謎の人物、MIB(メン・イン・ブラック)がやってきて証拠隠滅に動く、という話があるが、果たして彼の前に現れた人物もMIBだったのであろうか?

 実は後年の画像分析によって、ヘフリン氏が撮影したUFOに紐が付いている事が確認、トリック写真であることが判明した。そのため現在では、フェイク写真を作成してみたところ 話が大事になってしまったため、慌てて本人がオリジナル写真を処分して疑惑が向くのを回避しようとしたのではないかと見られている。

文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所

【記事提供:リアルライブ】
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