
2009年に急死したキング・オブ・ポップこと米歌手のマイケル・ジャクソンさんの長女で女優で歌手のパリス・ジャクソン(28)が、父の遺産を巡って遺産管理団体に対して6億ドルの支払いを要求していることが明らかになった。
パリスは、父の死後に遺産から数十億ドルもの収益が生まれているにも関わらず、17年間にわたって子どもである自身と兄プリンスさん(29)、弟ビギさん(24)には一切の分配がないと主張。ロサンゼルス上級裁判所に対して10月29日、3人のために設立されたマイケル・ジャクソン・ファミリー・トラスト(家族信託基金)に6億ドルを移すよう求める申し立てを行ったと、複数のメディアが報じた。
パリスは裁判所への申し立てのなかで、長年にわたり遺産執行人を務めてきた弁護士のジョン・ブランカ氏が子どもたちに遺産を受け取らせないようコントロールしていると非難。子どもたちそれぞれが21歳の誕生日を迎えた時点で遺産から金銭を受け取り始め、30歳になった際には元本の直接的な分配を受けることが、マイケルさんの望みだったとしている。
パリスは、マイケルさんの遺産がどのように管理されているのか、いつ子どもたちは遺産の分配を受け取れるのか、なぜ遺産管理側は要求した資金を捻出できないのかなど、運営体制に疑問をぶつけている。
米ロサンゼルス・タイムズ紙によると、遺産管理団体はマイケルさんの自宅兼遊戯施設だった米カリフォルニア州にあるネバーランドの売却やソニーへの知的財産の売却などで、20~30億ドルの資産を保有しているとしている。
団体側は米ピープル誌への声明で、「米国歳入庁(IRS)との係争を含むいくつかの法的な問題が解決するまで、信託への完全な資産移管はできていない」と反論。3人の子どもたちへの支払いを保留したり、減額したりしているとの主張も否定している。(千歳香奈子)
