
関西を代表する名物パーソナリティー浜村淳(91)が26日、MBSラジオ「ありがとう浜村淳です」(土曜午前8時)の最終回を迎えた。
浜村はいつも通りの調子で淡々と進行。最終回ということもあって、リスナーから52年の歴史を懐かしむ便りが多く寄せられると、長嶋茂雄さんの巨人引退、セブン-イレブン1号店オープンなど番組が始まった1972年の出来事を振り返った。
番組名物「映画サロン」のコーナーでは、81年公開の「男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎」(山田洋次監督)」を取り上げ、約40分にわたって熱い解説を届けた。
番組中盤に登場した西川きよしから「今日は特別な日やないですか? 今日ゴールやからね。気持ちって変わるもんですか? 一応、ゴールじゃないですか。52年のゴール、どんな気持ち」と聞かれた浜村は「どういう気持ちってないですね」と応じた。
「私の好きな歌」のコーナーを終えると、「さて、このコーナーは今週をもって終了となります。長い間、ほんとうにありがとうございました。またいつか生まれ変わって始めることになるかもしれません。その時はまたよろしくお願いいたします」と語った。
ラストは、番組に寄せられたファンからの多くのメッセージに「本当にありがとうございました」と感謝しながら、「これでいよいよお別れなんですね。イロハのイの字に良く似た姿、淳と陽子でありがとう」といつも通りに締めくくった。
浜村の名調子で関西の朝に親しまれた同番組。72年に「ありがとう浜村淳です」の前身、「ごめんやす浜村淳です」(毎週土曜日)が放送開始。74年に「ありがとう浜村淳です」として、毎週月曜から金曜の放送でスタートした。77年に「ありがとう浜村淳です土曜日です」も、前身番組からタイトルを変えて放送されてきた。
24年に「ありがとう浜村淳です」の平日放送が終了。毎週土曜日の放送は継続してきたが、今年7月、同局が9月末をもって終了を発表。原厳一郎社長は「『浜村さんはMBSラジオの宝』と言った思いは変わらない」とした上で、「そうは言っても高齢のパーソナリティーの方の世代交代。将来に向けて世代交代は大事なミッション」と世代交代の重要性を強調し、番組終了を決断した。10月3日からは同局の福島暢啓アナウンサー(39)がパーソナリティーを務める「福島のぶひろのサタデー モーニングリゾート」の枠を移動して放送する。
なお、浜村が出演する「浜村淳の歌の宝石箱」(日曜午前5時半)は引き続き放送する。
