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大石まどかが35周年ライブ開催 13日に死去した松原のぶえさんに「かわいがっていただいた」


【写真】デビュー35周年の3と5を指で表す大石まどか

演歌歌手大石まどか(54)が18日、東京・丸の内のCotton Club Tokyoでデビュー35周年ライブ「生ラ!35周年ライブ」を開催した。

「生ラ」は、北海道弁の「なまら」(すごいの意)とライブを組み合わせた造語。大石が13年から始めたライフワークのライブ。

生演奏にこだわり、オリジナル曲だけでなく、数々のカバー曲を披露する。

今回はデビュー35周年という節目でもあり、国内外の一流アーティストから支持されている優雅な会場での開催となった。

大石は「月並みですが、あっという間でした。歌手という道を一生歩んでいくと思っていた中で、周年は通過点の一つと思っていました。でも、コロナ禍などいろいろなことがあって、こうして35年を迎えられたことに感謝しています」と話した。

10月28日に発売する35周年記念曲「行き暮れて(ゆきくれて)」と「初雪」をいち早く披露した。

女心をじっくり聴かせる「艶歌(つやうた)演歌」が大石の代名詞で、今回の記念曲も女心をしっとりと歌う。

「行き暮れて」は、東京から港町に逃れて暮らす2人だが、東京に未練を持つ男性の気持ちを思いやる大人の女性を歌う。

「初雪」は、若い女性の失恋を消えてなくなる初雪に例えて歌う。

舞台は大石の故郷の北海道函館市という。

大石は「実は今年4月3日に実母を亡くしました。父は今年十七回忌で、恋の歌ですが、父母のことを思い浮かべます。今日の楽屋には2人の写真を置いています」と明かした。

この日のライブの選曲にも、その思いが表れた。父は民謡の師範で、大石も幼少から民謡を学んだ。演歌の道に進んだが、『門前の小僧』でその経験が今も生きている。

父がよく歌った「南部俵積み唄」をロック調にアレンジして歌った。

大石はかつて「民謡は1曲を一生歌い続けるんです。その1曲の大会もある。私も一生歌い続ける1曲に出会いたい」と話した。

92年に「恋のしのび雨」でデビューし、数々の新人賞を受賞した。それから35年。

「思い悩んだ時期もありましたが、ファンの方、スタッフ、先輩や後輩らいろんな方に支えてもらっての35年と思います」と、しみじみと話した。

その先輩の松原のぶえさんが13日に65歳で亡くなった。大石は松原さんの歌を全部歌えるほどの松原のぶえフリークという。

「ゴルフや食事にも連れていっていただきました。とてもかわいがっていただきました」としんみりと話した。

歌の世界は40年、50年とまだまだ続く。「より一層頑張って、歌っていきたいです」と誓っていた。【笹森文彦】

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