
歌舞伎俳優市川團十郎(48)の襲名に至るまでを追ったドキュメンタリー映画「襲名」(三池崇史監督、25日公開)が11日、第83回ベネチア映画祭で、公式独立賞である「Cinema&Arts Award」の最優秀作品賞を受賞した。同部門での最優秀作品賞受賞は、日本映画として初めて。
三池監督は「快挙。團十郎の快挙です。映画を通じて古典歌舞伎の美しさ、そして『襲名』の厳しさを世界に向けて発信できて幸せです。ありがとう、ベネチア国際映画祭」とコメントした。
同映画祭は授賞理由を「舞台上のパフォーマンスによって生命を与えられる『総合芸術』としての歌舞伎の魅力が、その圧倒的な力をもって立ち現れる。極端なまでに様式化された発声、身ぶりの規範、顔やまなざしを変容させる化粧の鮮烈な表現主義、そして俳優と観客との直接的な関係。その美しさは、まさに1枚の絵画のようだ」としている。
