
岐阜県本巣市のケーキ店から出火し、男女5人が死傷した事件で、岐阜県警北方署は11日、治療中だった店主の曽野さとみさん(66)が入院先の病院で死亡したと発表した。死因は捜査中としている。これまでに男女3人の死亡が確認されており、死者は計4人となった。
火災は5日午後9時ごろ発生。鉄骨2階建ての店舗兼住宅から出火し、当時建物内には店主と友人ら計11人がいた。約300平方メートルが焼け、焼け跡からいずれも市内に住む自営業、福田達哉さん(66)と、パートの堀部真由美さん(65)の遺体が見つかった。福田さんの死因は腹部を刺されたことによる失血死、堀部さんは急性一酸化炭素中毒だった。
また、店前の駐車場に止められた車内で裸に近い状態で救助された男性会社役員(70)もその後死亡が確認され、死因は全身やけどによる熱傷性ショックだった。曽根さんと知人男性(65)は病院に搬送され、治療中だった。
会社役員以外の10人は中学時代の同級生で、そのうちの一人の女性(65)が「人が刺された。ガソリンがまかれ、火事になっている」と110番した。捜査関係者によると、焼け跡周辺からは複数の刃物やガソリンの携行缶が見つかったという。
県警は殺人や現住建造物等放火事件として捜査しており、役員が火災などに関与した可能性があるとみて調べている。【駒木智一】
