
フリーアナウンサー徳光和夫(84)が2日放送されたニッポン放送「徳光和夫 とくモリ!歌謡サタデー」(土曜午前5時)に出演。NHKに苦言を呈する一幕があった。
徳光は「テレビを朝からずっと見てたんですよね。最近のテレビ、分かったんですけど、だいたいあれですね、もう、70代以上はほとんど相手にしてないね」と切り出した。そして「テーマの取り上げ方とか伝え方とか。もう、特に民放のMCの人たちはやたら早口だったんで。それでスタジオの中でその早口に対しましてコメンテーターも早口で答えたりなんかしまして、何か笑っているんですけど、何がおかしいのかな?っていう。それがよく分からなかったりする。といいますのもですね、笑ってないのは次の準備をしている女性のアナウンサーだけで」などと続けた。
そして話題はNHKへ。徳光は「ただNHKは伝え方が割とスピードがゆっくりなせいか、我々僕なんか80代が見ておりましても、おかしな場所がわかったりとかですね、内容がよくわかったりいたしますのと、それからまあ、全体的にそうなんですけど、NHKの女性のアナウンサーのみなさんって、やっぱり教育なんだろうね。ゆっくりしゃべる。それなんで、より以上に分かるし、最近はアドリブのお上手なNHKの女性のアナウンサーが増えてきて、鈴木奈穂子さんをはじめとしましてねえ」などと印象を語った。
しかし「ただ僕は、ちょっと気に入らなかったことがありまして。それはスポーツニュース」とし、「NHKのニュース番組ってスポーツコーナーになりますとその日は6時40分のニュースだったかな? 突然“大谷翔平さん、メジャーリーグ。スポーツコーナーはまずはメジャーリーグです”って言ってからメジャーリーグを3分ぐらい伝えました」と振り返った。
さらに「で、その後“日本のプロ野球です”って。“阪神とオリックスが連勝しました”っていうんで…これが2分ぐらい。“あとはごらんの通りです”って。ウチのジャイアンツは“あとはごらんの通りです”の中に入っちゃうみたいな。全然です。もうちょっときちんとして伝えてほしい。スポーツニュースだけ“アメリカンファースト”じゃないかなって思っちゃう…そういった伝え方でございます。子供たちがみんなメジャーのほうに目が向いちゃうんじゃないかなって気がしてならないわけでございますけど」などと私見を述べていた。