
歌舞伎俳優市川團十郎(47)が2日、大阪・関西万博会場内で上演された特別舞台「SEIMEI」に出演した。
同公演には團十郎の長女市川ぼたん(14)と長男市川新之助(12)も共演。「伝統と進化の融合」をテーマに陰陽師安倍晴明を描いた。ステージだけでなく、客席横の通路を花道に見立てて、團十郎と新之助がさっそうと駆け上がる場面もあった。ギタリストSUGIZOは力強く幻想的な演奏で舞台を盛り上げた。
公演前の囲み会見では團十郎親子が登場。笑顔を見せながら「3人で万博に来られてうれしいです」と、ぼたん。「お芝居のけいこは楽しかった?」と尋ねられると、ぼたんと新之助は「楽しくはなかった」と正直な答え。
これに團十郎は「けいこは楽しいものじゃないよね。ずっと修行だから」と穏やかな表情で話していた。