中国・北京出身で、現役の東大院生という異色の経歴を持つ女性ピン芸人、いぜん（27）が31日までにX（旧ツイッター）を更新。SNS上で中国人に向けられる誹謗中傷やバッシングに対する思いをつづった。
ネット上では、中国人とみられる漢服姿の複数女性たちの動画が“中国を訪れる政治家などに仕掛けられるハニートラップ”などといったまことしやかな情報とともに拡散されている。
いぜんは30日、拡散される投稿の1つを引用。「中国人だから、普通の女の子が普通に動画を撮影しただけなのに、日本のSNSに無断転載され、どれほどの悪意を向けられるかがわかる投稿です」と指摘。そして「動画に出演している女の子たちが、これから一生、こんな悪意ある誹謗中傷を目にしないことを願います」とつづると、異論や否定的な意見のほか、差別的なコメントなども少なからず寄せられていた。
いぜんはそれらのコメントに返信・反論するなどしていたが、今回の投稿で「皆さん、ご安心ください どんだけ中国人として一部の人々に嫌われたり攻撃されたりしても私は決して日本の事、日本人の方々のことを一括りして嫌になったりしねぇよ」とキッパリ。「日本に知り合いが1人もいない状態から来て、ここまでやってきたのが日本のみんなのお陰 恩がチャイナドレスのスリットよりもふけぇよ」と独特の表現で思いをつづった。
