
歌舞伎俳優市川中車(59)らが30日、都内で行われた立飛グループ創立100周年記念事業「立川立飛歌舞伎特別公演」制作発表会見に出席した。
3年連続開催で、10月23日から26日まで東京・立川ステージガーデンで行う。中車は「本当に気持ち良く毎年やらせていただいております。これからもずっと続けていかなければならないと思っております。一生懸命務めて参ります」とあいさつした。
上演する「新説 小栗判官」は中車の父、二世市川猿翁が復活上演させた「當世流小栗判官」をもとに、藤間勘十郎が脚本、演出、振付を手がけて新たな作品として届ける。中車は「父が汗水を流しながら務めている姿をビデオで見ていました。感無量でございます」と話した。
また、同じく3年連続の出演となる中村壱太郎(34)も「この公演がこれから4年、5年と続くようにやって参りたい」と意気込んだ。初出演の尾上右近(33)は昨年の公演に足を運んだことを明かし「誠心誠意努めさせていただきます」。立って飛ぶシーンがあることも匂わせ「まさに立飛ということで、よろしくお願いします」と落として笑わせた。
市川團子、藤間勘十郎らも登壇した。