
俳優中山優馬(31)が24日、横浜市で、「あゝ同期の桜」(26~27日大阪・松下IMPホール、8月13~19日東京・三越劇場)の公開通し稽古を行い、演出の錦織一清(60)らとともに取材に応じた。
特攻隊員たちの青春群像劇で、中山は「自分のすべての経験と残っている史実、すべてを掛け合わせて、文字通り役者として命がけで精いっぱい演じさせていただきたい」と話した。
同作の演出が4回目の錦織は、中山について「念願だった」とし「20歳になってないくらいの若い優馬だけ知ってたんですけど、十数年間ちゃんとお芝居をやってきたと垣間見える。真剣にお芝居をやっているのがすごくうれしい」と、目の強さなどについて話した。
中山は出演に向け、特攻隊に関連するさまざまな場所を訪ねたそうで、「身近な出来事である、我々が生きているこの時代と地続きであると感じました。そこに生きているその人の心を見つめなおさなきゃいけないという気持ちになりました」と語った。