
俳優橋爪功(83)が、英米で上演され話題になった舞台「飛び立つ前に」(11月23日~12月21日、東京芸術劇場シアターイーストほか)の日本初演に出演することが23日、分かった。老い、愛、別れなどを心理劇に落とし込んだ作品で、若村麻由美、奥貫薫、前田敦子、岡本圭人、剣幸らも出演する。
日本でも上演された家族をテーマにした3部作「Le Pere 父」「La Mere母」「Le Fils 息子」で知られる劇作家フロリアン・ゼレール氏と演出家ラディスラス・ショラー氏がタッグを組んだ。橋爪は19年の「-父」に出演している。
今回、物語の中心となる著名な作家アンドレを演じる橋爪は「またラッドの演出であればぜひ出演してみたいと思いました。自分が演じている芝居を、観客として見てみたいと思わせてくれる舞台なのです」とコメントした。
3部作すべてに出演し、橋爪と夫婦を演じる若村は「プロデューサーやラッドの思いを受け、橋爪さんの胸をお借りして『飛び立つ』ことに決めました。大いなるチャレンジです!」と話している。
「-息子」で初舞台を踏み、今回、アンドレの娘の婚約者を演じる岡本は「劇場で感情の嵐を起こせるよう、ラッドの魔法に身を委ねて、新たな世界に飛び立ちたいと思います」とコメントを寄せた。
兵庫、島根、宮崎、秋田富山公演も。
▼ほか出演者コメント
奥貫薫 奇跡のような出会いに感謝するばかりです。
前田敦子 もう1度ご一緒したいと夢見ていた橋爪さんとまたお芝居できること、本当にうれしく思います。
剣幸 橋爪功さんと同じ舞台に立てることは、光栄であり、幸せです!