
なすなかにしが16日、都内の日本最古の遊園地・浅草花やしきで行われた「お化け屋敷~首づかの呪い~」オープニングセレモニーで、2年ぶりの新アトラクションとして18日からオープンのお化け屋敷のお客さま第1号として体験した。
「お化け屋敷~首づかの呪い~」は、ホラー映画に迷い込んだような世界観が特徴のウオークスルー型のお化け屋敷。少女・牡丹が、町の鬼門に建つ首づかの祠(ほこら)を壊し、何者かにとりつかれ、正気を失ったまま近隣の人々の首を次々とはねては、殺りくを繰り返す中、最後には自ら首を落として命を絶ってしまう。祟りを恐れ、悪霊となった牡丹を封じ込めた井戸が、お化け屋敷が老朽化で改装され、大規模工事の途中、地下から出てきたという物語の元、作られている。
体験した那須晃行(44)は「ストーリーがあるので、なかなか言いにくいですが、よくできている。大分、長く感じる。もっと、早く出たい! となっていた。怖いもん、だって!」と恐れおののいた。いとこで相方の中西茂樹(47)も「朝イチで、デッカい声でウワァ! と言ったから頭がクラクラ。(お化け屋敷は)全然、得意じゃない。大丈夫だろう? とみたいな感じで行ったら、ずっと緊張状態で、なかなか出られない」と振り返った。カナイから「(中西が)那須さんを、バックハグして出てきた」と補足説明が入ると、中西は「いとこ同士なんで…那須君の背中を、ずっとつかんでいた。いとこに甘えていた」と、那須に抱きついて脱出したと報告。「出た頃には、いとこ、大きくなった。頼りになる男になったな」と言い、那須を見つめた。
「お化け屋敷~首づかの呪い~」は、長年の実績を誇るプロフェッショナル集団「松竹お化け屋本舗」が企画・制作した縁から、松竹芸能所属の、なすなかにし、事故物件住みます芸人の松原タニシ(43)カナイ(38)が登場。松竹芸能は、22年からカウントダウンイベントを行うなど浅草花やしきとは縁があり、カナイは「松竹芸能とは、ズブズブの関係でやらせていただいております」と満面の笑みを浮かべた。
松原は、実話を元にした著書を映画化した20年「事故物件恐い間取り」の続編「事故物件ゾク 恐い間取り」(中田秀夫監督)の公開が、25日に控える。Snow Man渡辺翔太(32)畑芽育(23)吉田鋼太郎(66)が出演することが3月16日に発表後、注目を増しているが「お化けが出るはずの家に住んでいますけど…事故物件なんてもんじゃない。事故物件に慣れすぎてしまった。怖い」と「お化け屋敷~首づかの呪い~」の怖さを訴えた。映画については「今回、渡辺翔太さんが“事故物件住みますタレント”として、売れっ子を目指し、事故物件を住み渡っていく。怖いものを見ると、見終わった後強くなった成長する自分に会える。メチャクチャ怖いお化け屋敷も成長した自分を感じられる」と、お化け屋敷に絡めてアピールした。
浅草花やしきのスタッフから「どうやら、夜中に小学生の女の子が園内を走る」などと“恐怖話”も紹介された。中西が「タニシ、物件、お化け屋敷じゃないか?」と突っ込むと、最近、24軒目の事故物件を都内に借りたという松原は「そこだと、頑張れるかも知れない」と笑みを浮かべた。次の事故物件として、お化け屋敷に住む可能性はあるか? と聞かれると「家賃が安ければ。花やしきが住所? 住民票が通らないよ」と笑った。