
タレントのミスターちん(61)が12日放送されたTBSラジオ「ナイツのちゃきちゃき大放送」(土曜午前9時)に出演。活動休止中のお笑いトリオ、B21スペシャルで組んだヒロミ(60)の若きころのエピソードを明かした。
ちんは1986年にヒロミ、デビット伊東と3人でB21スペシャルを結成。当時東京・新宿のショーパブで一緒に働くなどしていたという。その後東京・六本木の別のショーパブでステージをこなすようになり、そこでは客がパイを有料で舞台上の芸人らに投げつけることができる「パイ投げ」という企画が行われていたという。
ちんは「それで大乱闘。みんな(客が)上がって来てバンと(パイを芸人に投げつける)やるから。(客らと)大乱闘になるわけですよ。毎回。おれがだいたい(客に)狙われるから。俺が客と取っ組み合いになるでしょ。デビちゃんが俺を羽交い締めにするでしょ。そうするとヒロミが(不良時代の)“八王子魂”で出ていく…みたいな」とショーパブでお笑いをしていた時代のハチャメチャな毎日を振り返った。
そして当時、芸能事務所、プロダクション人力舎の人が来てスカウトされ同社に所属することになったという。ただ、ほどなくしてトリオは同社から独立した。
これについて、ちんは「ヒロミがなんか納得できなかったんだろうね。パーセンテージとられるのが。で、営業が多かったのよ。(当時)あんまりうちらのやりたいことと合わなくて。で、ヒロミが“もう辞める”って言って。“俺辞めるけどお前らどうする?”みたいな。どうするもなにも、俺とデビちゃんが人力舎に残ってもしょうがないじゃん。(だから)“じゃあついていくわ”みたいなね。それで独立。早かった。まだ若い。22とかでデビューして、(独立は)25とか26? 30(歳)前だよね」と早い段階で所属事務所からトリオで独立した経緯を話した。
人力舎には現在、おぎやはぎ、アンタッチャブル、アンジャッシュ、ドランクドラゴン、東京03ら多数のお笑い芸人らが所属している。
ナイツの塙宣之が「なんかすごい人たちだね」と驚くと、ちんは「だってその時もう、ヒロミはベンツ乗ってたし、俺キャデラック乗ってたし。一番調子に乗ってた時よ」と話していた。
ちなみにB21スペシャルは97から活動休止状態に。ただメンバーは近年、ヒロミのYouTubeチャンネルなどで共演したり、昨年2月にはヒロミのバースデーライブで3人が集結してコントを披露するなど、良好な関係を維持している。