
指原莉乃(32)がプロデュースする12人組アイドルグループ、≠ME(ノットイコールミー)が10日、福岡市民ホール 大ホールで、全国ツアー「We want to find “カフェ樂園”」福岡公演を開催した。12人の個性が光るステージにファンもメロメロ。ツアーファイナルとなるグループ初の東京・代々木第一体育館公演へ弾みを付けた。
冨田菜々風(24)が「福岡声出せー! ぶち上げていきましょう!」と呼びかけ、「夏が来たから」では客席へ。超至近距離でのパフォーマンスと愛嬌(あいきょう)たっぷりのファンサービスに崩れ落ちる観客もおり、序盤から会場の熱気を急上昇させた。
グループの福岡公演は2年ぶり。リーダー蟹沢萌子(25)は「過去のツアーでは福岡公演に指原さんもお忙しい中、来てくださったりしてすごく思い入れがある」とコメント。「どんなときも指原さんが書いてくださった楽曲がそばにあるからこそ、私たちは強くなれる」と思いを寄せた。
ステージではアイドルらしいキュートなパフォーマンスからハイレベルなダンス、歌唱など幅広い魅力を発揮。「想わせぶりっこ」では鈴木瞳美(24)が博多弁で「君のこと、ばり好いとーよ」とにっこり。メイド服姿での寸劇では、慣れない博多弁に奮闘するメンバーの姿にファンも笑顔。「ウルトラレアキッス」ではオタ芸も披露し、曲中でのわちゃわちゃとしたコミカルなやりとりでも沸かせた。
落合希来里(24)は「今回のツアーではセリフを方言に変えたり、遊び心を豊かにやってます。今までのノイミー(≠ME)とはちょっと違った姿を見せられているのではと思います!」と伝えた。
さらにツアータイトルになったユニット曲「カフェ樂園」はs**t kingzのshojiが振付を手がけ、ドキッとするようなあやしい世界観で魅了。YouTubeでのMV公開から約1カ月半でグループ初の1000万再生を突破した話題曲「モブノデレラ」では、熱い歌唱と一糸乱れぬフォーメーションダンスで引き込んだ。
同ツアーは6月7日の横浜公演を皮切りに、全国7会場13公演を行う。福岡では昼夜2公演で4000人を動員。残るは今月21日、自身初のワンマン開催となる東京・代々木第一体育館でのツアーファイナルだ。
蟹沢は「代々木第一体育館はすごく大きな会場ですが、たくさんの方がこの日を待っていてくださるからこそ私たちも愛を一人一人に全員分お届けするつもりでステージに立ちたいと思います」と決意。福岡公演の最後にはメンバーそれぞれがファンと手を振り合い「また会おうねー!」と再会を約束した。
新曲「モブノデレラ」がヒットし、8月には初のライブ&ドキュメンタリー映画が公開するなど躍進を続ける12人。ツアーの締めくくりとなる大舞台に向け、気持ち新たに走り出す。【玉利朱音】