
ロックバンド「MY FIRST STORY」のボーカル、Hiroこと森内寛樹(31)が10日までにYouTubeチャンネルを更新。女性ラッパーらの“ビーフ”合戦に言及した。
Hiroは「今話題のちゃんみなのライブ行ってきました。ケンカ売られてるでおなじみの。訳の分からない戦いが生まれているでおなじみの」と、友人であるラッパーちゃんみなのライブを鑑賞したことを報告しつつ、ラッパーNENEによるビーフに端を発した騒動について「俺は、傍(はた)から見ていて、これはちゃんみなが友達だからではなく、ディスってる方も言ってることはわかるよって感じ。『あぁ〓、はいはい』っていうテンション。ヒップホップのノリがあるじゃん。1個のカルチャーとしてわかった上であの曲聞いて、本当に否定的でも肯定的でもなく、そういうふうに思っている」と自身の印象を話した。
事の発端は、ガールズグループ「HANA」がリリースした楽曲を自身の“パクリ”だと受け止めたNENEが、HANAのプロデューサーであるちゃんみなやSKY-HIの名前を出して痛烈に批判した楽曲をリリース。その後、SKY-HIがアンサーソングを公開するなどしていた。その後、NENEは今回の件についてラジオ番組で、ヒップホップを商業的に消費されると危機感を覚え、ポップシーンや音楽業界全体に問題提起する意図もあったと語っていた。
Hiroは、自身も「ゴリゴリのロック」を好む人たちからは「ポップス」とカテゴライズされ、否定的に語られることもあるといい、「お前それ、ポップスじゃん!ロックじゃねぇじゃん、ヒップホップじゃねぇじゃん!っていう思いは一定わかるけど、俺たちもそうなんだけど、それを自分なりにいろいろ考えて試行錯誤していって今のものにたどり着いたわけじゃん。俺らもそうだし、他のアーティストも、ちゃんみなもそう。ルーツはヒップホップだけど、今それにちょっとK-POPの要素だったり、ただのヒップホップじゃないような彼女なりのアレンジをきっとしたんだよね。それが今の“ちゃんみな”というジャンルだと思う」と説明。
続けて「かっけー、かっこよくない、じゃなくて自分の個性というかオリジナリティを見つけなきゃいけないみたいな時期が来るのよ、必ず来るの。これはべつにどのアーティストも一緒でそこの壁にぶち当たったときに、それでもなお自分を突き通して行くか、いろんな要素を敏感に取り入れて自分のものにしていくか、という二極化だと思うのよ、俺は」とした上で、「だから、言ってる人(NENE)は我を押し通していくタイプなんだろうな、という感じ。現状はね。でもそういう人たちからしたら、いろんなものを取り入れた人たちって理解できないんだと思う、ちゃんみなのアレを」と分析した。
また、米アーティストのケンドリック・ラマーとドレイクが繰り広げた過去のビーフ合戦を引き合いに出し、この騒動を「かっけー!と思った」と振り返りつつ、今回の女性ラッパーらのビーフ合戦については「傍から見てもちょっとノレないよね、という印象」と話した。