
演歌歌手竹川美子(46)が、4月に発売した「海峡おんな船」がヒットの兆しを見せている。ビルボードチャート初登場11位、カラオケDAMの月間ランキングで16位になった。2003年(平15)に「江釣子のおんな」でデビュー以来、最大のヒットの予感に胸を膨らませる竹川に聞いてみた。
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今年、これからの目標は明確だ。
「はい、まずは『海峡おんな船』をヒットさせたいですね。ここしばらくは、ヒットらしいヒットが出てないのもありますし、この曲を本当に自分の代表曲にしていきたいなと思っています」
暮れに向けて、賞レースやNHK「紅白歌合戦」への意欲も湧いている。
「できれば、紅白を狙えるようなヒットにしたいです。今年1月に46歳になりました。40代勝負の歌ですよね。今回、本当にいただくリクエストが多いんです。あと、カラオケで歌う人も増えてます。今まで私の歌なんて、歌ったことない人が歌ってくれたりするんですよ。『海峡おんな船』を初めて聞いたんだけど、歌ってみようと思うっていう人が。あとはレコード店さんの反響でも、何かの拍子で『海峡おんな船』を聞いて、足を運んでわざわざ買いに来るお客さんがいるという声も、結構いただいています。この作品に関しては、やっぱり配信の時代とはいえ、まだそういうお客さんもいるということを実感しています。配信も大事ですけどね」
カラオケのランキングでは、上下をビッグアーティストに囲まれた。
「カラオケDAMの『月刊カラオケランキング』で、日本全国のDAMの中で16位になりました。全国のありとあらゆる曲の中で、DAMでは16番目にうたわれているということです。演歌も、ポップスもロックも全部含めてということです。ちなみに上と下の曲が、あの嵐の曲です。うれしいですよね。演歌の場合は特に、カラオケで歌ってもらえるってうれしいですね」
同じ演歌歌手の六本木ヒロシ(46)と23年8月に結婚。
「旦那とはうまくいっております。けんかはしますけど。夫婦で一緒に歌ったりしますよ。カラオケに行く時もありますし、仕事も一緒の時があるので。カラオケは一人カラオケも行くし、普通にカラオケボックスに行って練習しています。今までは自分の歌を聞いてもらうっていうのに一生懸命だったけど、『海峡おんな船』で歌ってもらうっていうのがありなんだと強く思うようになりました。ね。今振り返ると、コロナの頃は歌わせてもらう場所がなくなって、どうなっちゃうんだろうと思っていました。それが落ち着いて、歌う場所がだんだんこうね増えてきた。本当に幸せですね。だから、もっともっと私の生の歌声を届けられるように頑張って行きたいと思っています」(続く)
◆竹川美子(たけがわ・みこ)1979年(昭54)1月6日生まれ、広島県出身。91年NHKのど自慢・広島江田島町大会に出場し優勝。チャンピオン獲得。テレビ番組で作曲家・叶弦大氏と出会って97年から師事。98年から静岡・伊豆長岡で内弟子生活。03年に「江釣子のおんな」でデビューし、20万枚のヒット。日本レコード大賞・日本作曲家協会奨励賞など受賞多数。夫は演歌歌手六本木ヒロシ(46)。エフエム伊豆「竹川美子のドレ美子ソラシド」(水曜午後8時30分)のパーソナリティー。