
アルピニスト野口健氏(51)が23日までにX(旧ツイッター)を更新。自民党参院議員の鶴保庸介予算委員長(58)がした「運のいいことに能登で地震があった」発言をめぐり、私見をつづった。
鶴保氏は8日、和歌山市で開かれた参院選(20日投開票)の自民候補を応援する会合で演説した際、地震発生後、被災者が住む地域以外でも住民票の写しが取得可能になるなど、政府が進める「2地域居住」に触れる中で「また運のいいことに、能登で地震があったでしょ?」と発言。「金沢にいても輪島の住民票が取れるようになった」「やりゃあできるじゃないかという話になった。チャンスです」とも述べた。鶴保氏は同日深夜、「被災者への配慮が足りず、言葉足らずだった」とするコメントを発表し、発言を陳謝し撤回した。
野口氏はこの件を報じた一部メディアの記事を添付。「『運良く能登地震があった』この発言は何ですか??? この前後の発言を知りたいですが…。え? この発言は何ですか? どうしたらこの発言に繋がるのだろうか…。ん? 何度読み返しても全く意味が分からない」と疑問を記した。
また、続くポストでは「氏に言わせたら『切り取り』という事になるのかもしれませんが、しかし仮に『切り取り』であったとしてもこの発言は人として如何なものでしょうか。彼は被災地に入っていなかったのでしょうか。怒りや憤りを超えて何だかとても悲しい気持ちになりました」と思いを述べた。