
俳優武田鉄矢(76)が8日、スペシャルキャスターを務めるフジテレビ系「サン!シャイン」(月~金曜午前8時14分)に出演。大学中退ながら「卒業証書」を受け取ったことを明かした。
番組では、学歴詐称疑惑に揺れる静岡・伊東市の田久保市長の話題を取り上げた。7日に行われた会見で、田久保市長は辞任し、出直し市長選に臨む意向を明らかにした。
田久保市長をめぐっては市議会議長に卒業証書らしきものを“チラ見せ”したことが報じられてきたが、武田はこれを受け「私は申し訳ないですけど、60歳で卒業証書もらいましたよ」と告白。「私フォークシンガーになりたくて東京に出てきたんですけど、その間母ちゃんがずっと月謝を払い続けてたんですよ」と福岡教育大学に在籍していた自身の学生時代を振り返った。
また「『(3年B組)金八先生』やってる時に大学から『除籍になるので退学届出してくれ』って言われて、(届を)出したんです」と一度は自主退学の形に。「ところが『学校の先生のイメージを良くした』っていうんで、大学からちょうど60歳定年の年に『卒業証書をあなたには渡す』って」と語った。
功績に拍手が送られると、武田は「ありがとうございます」と笑顔。キャスターの谷原章介から「正直にやったからってことですよね」と聞かれると、「そうなんです、そうなんです。うそさえつかなきゃ後で(卒業証書を)もらえたかもしれないのに」と渦中の田久保市長にアドバイスしたい様子だった。
武田は08年に福岡教育大学から「名誉学士」の称号を授与されている。