
5人組女性アイドルグループ、マジカル・パンチラインが6日、東京・渋谷GRITで行われたメンバー吉澤悠華(21)の生誕祭「吉澤悠華生誕祭 にゃんにゃんぱーていー」で、来年4月16日に東京ドームシティ内のKanadevia Hall(旧東京ドームシティホール)で結成10周年記念ライブ「Shining The Magic」を行うことを発表した。
アンコールで「重大発表」として映像が流され、東京ドームシティの職員として働くメンバー5人が、かつてのアイドル活動へ思いをはせて次々と集まり、最後はホールのステージへ戻ってくるというストーリーで明かされた。映像の中で5人とすれ違う女性役などで、卒業した初代リーダー兼プロデューサーの佐藤麗奈(26)や元マネジャーも友情出演してファンを沸かせた。
唯一の結成からの初期メンバーで、現リーダー兼プロデューサーの沖口優奈(27)は、13歳のころに受けたアイドリング!!!5期生の最終オーディションが同ホールで行われていたといい「人生で初めてステージに立って、アイドルになりたい気持ちが高まった場所です。すごくうれしく思います。10年間続けてきた感謝の気持ちをぶつけたいと思います。みなさん絶対に会いにきてください。よろしくお願いします」とあいさつした。
会場は最大3000人規模で、これまでのグループ最多の約3倍ほどの大きさとなる。メンバーは不安な気持ちも正直に明かし、益田珠希(21)は「人を集めないといけないですし、そのためにもっともっとこれから魅力を伝えていけたらいいなと思います」と意気込んだ。
生誕祭では8日に22歳の誕生日を迎える吉澤が考案したセットリストや衣装などでファンを楽しませた。序盤は22歳にかけて「にゃんにゃんぱーてぃーがしたい」という本人の希望で猫耳をつけたメイド服姿で全員が登場。吉澤の衣装は、服飾系の学校に通う自身が自作したもので、赤を基調としたデザインについて「珍しいです。今年は挑戦してみました」と笑顔で話した。
こだわりの“猫楽曲”を並べたセットリストではDISH//の「猫」や、わーすたの「いぬねこ。青春真っ盛り」などカバー曲も3曲披露するなどして沸かせた。宇佐美空来(17)のアコースティックギターの演奏をバックにデュエットした「猫」では2人共に「少し歌詞を間違えた」と笑い「22歳はノーミスで。あんまりミスしないように頑張ります!」と宣言した。
このほか7月2日にリリースしたばかりの新曲「SUMMER MAGiC」も披露したほか、10周年記念キービジュアルで着用した新衣装も初お披露目。沖口は「新曲もたくさんきいて、マジパンと魔法の夜を過ごしちゃいましょうー!」と呼びかけ、生誕祭を終えた吉澤は「めっちゃ幸せです!22歳も全力で頑張るのでよろしくお願いします。幸せになろうね~!」と笑顔でファンに手を振っていた。
マジカル・パンチラインは2016年に結成。メンバーの入れ替えも経て、現在は現在は唯一の初期メンバーの沖口、19年加入の吉澤、21年加入の益田珠希、山本花奈、宇佐見空来の5人で活動している。平均165・4センチの高身長グループで、昨年6月には現体制再収録曲などが入った2年ぶりのアルバム「MAGiCAL BOX」発売、同8月には音楽フェス「SUMMER SONIC2024」にも出演した。同12月には現体制初の海外イベントとしてシンガポールのマリーナ・ベイ・サンズで開催された「シンガポール コミック コン2024」にも出演するなど、国内外でパワフルかつかわいいパフォーマンスが注目されるグループとなっている。節目の10周年へ向けては、結成当初のコンセプトである「魔法」へと原点回帰して活動していくことも明かしている。