
漫才コンビ、ブラックマヨネーズの吉田敬(52)が1日放送のカンテレ「旬感LIVEとれたてっ!」(月~金曜午後1時50分=関西地区)に出演。うわさが広がっている「7月5日に日本で大災害」という説に言及した。
このうわさの元となったのは、漫画家たつき諒氏の「私が見た未来 完全版」(飛鳥新社)。たつき氏は11年3月の東日本大震災を予言したとして一部で注目され、同書では予知夢の内容として、海底の噴火や大津波を挙げ、「夢を見た日が現実化する日ならば、次にくる大災難の日は『2025年7月5日』ということになります」などとしていた。
この“予言”が話題となり、とくに風水や占いが盛んな香港からの訪日客が激減し、空路が減便されるなどの影響が。SNSでは鹿児島・トカラ列島で頻発する地震との関連性を懸念する声もみられる。
気象庁は「科学的根拠がない」として信じないよう呼びかけており、たつき氏も新たに出版した著書で「出版社の意向中心で出版されてしまったことに不本意な思いもありました」とし、7月5日という日付については「夢を見た日イコール何かが起きる日というわけではない」と軌道修正している。
モデルの“ゆめぽて”こと川端結愛(21)は、「去年ぐらいから『あるらしいよ』みたいなのを聞いていたけど、こうやって日が近づいてきたら、もっと日常の会話の中でも、7月5日っていうワードがすごい出るようになりました」と話し、「怖いから海外に行こうかなって言っている子もいる」と語った。
一方、吉田は「(例えば)何かしら日付が書いてあるTシャツの男の子が写ってる漫画を『これ、実はあの事件を示唆してたんじゃないのか』みたいな。後から探したらいくらでも出てくるから」と、予言が“後付け”される可能性を指摘。
「気にし過ぎてる人の気がしれへん…と、ノストラダムスにめっちゃビビってた俺ですが、言わせてもらいますね」と、昭和時代にブームとなった「ノストラダムスの大予言」に言及した。
この予言は、「1999年7月に恐怖の大王が来る」というもの。
小学生時代に予言を知った吉田は、「その時、俺、子どもでしたけど、『僕は26で死ぬんだ』って思ってましたから」としつつ、「今、大人が真剣に相手するんかな?」と現在のうわさへの疑問を口に。
「探してしまうじゃないですか、ちょっとそれに関連するものを。最近、ちょっと地震が増えてきたりとか…」と、何かとうわさに結びつけて考えてしまうことも指摘した。
MCのフリーアナウンサー・青木源太(42)は「ただ、日本っていう国は、災害がもう元から多いですから。常日頃から備えておくというのが大事なのは言うまでもありません」と呼びかけていた。