
今田美桜がヒロインのNHK連続テレビ小説「あんぱん」(月~金曜)の2日に放送された第68回の平均世帯視聴率が17・8%(関東地区)だったことが3日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は10・0%だった。これまでの番組最高は第60回、第67回の16・8%。
朝ドラ112作目で、「アンパンマン」の生みの親、漫画家やなせたかし(本名・柳瀬嵩)さんと小松暢さん夫妻の半生がモデルの物語で、戦前、戦中、戦後の時代を生き抜き、“逆転しない正義”を体現した「アンパンマン」を生み出すまでの愛と勇気の物語を描く。
主題歌はRADWIMPSの「賜物」(たまもの)。語りはNHK林田理沙アナウンサーが務める。
あらすじは、夕刊の発刊に向け張りきるのぶ(今田美桜)。しかし、東海林(津田健次郎)から中止になったことが伝えられる。それでものぶは絶望の隣は希望と、取材に出かけて原稿を書き続ける。のぶの言葉を聞いた東海林は、闇市で「HOPE」と書かれた雑誌を手にする。それは嵩(北村匠海)が夢中で見ていたものだった。健太郎(高橋文哉)は雑誌が売れたことを嵩に伝え、誕生日プレゼントに廃品の万年筆を渡して漫画を描くよう勧める。
一方、朝田家ではメイコ(原菜乃華)が、蘭子(河合優実)にラジオの「のど自慢」に出たいので東京に行くため、お金を貸して欲しいと言うが、取り合ってもらえない。そのやり取りを、くらばあ(浅田美代子)が聞いていた。