
タレントのスマイリーキクチ(53)が26日深夜放送のテレビ東京系「じっくり聞いタロウ~スター近況マル秘報告~」(木曜深夜0時)に出演。自身が東京都足立区で起きた殺人事件の犯人というデマを流された経緯を明かした。
キクチは「僕の出身地が足立区。で犯人と歳がほぼほぼ近い。そういうのも理由があって、誰かがイタズラで2ちゃんねるのスレッドがあって、そこに犯人一覧の中に僕の本名をイタズラで書き込んだやつがいる。犯人というのも、未成年だったので公表されなかった」と当時の状況を語った。
キクチは「そうするとみんないろんな名前があって、そこに誰かが菊池聡って僕の本名を書き込んだら『スマイリーキクチと一致する。スマイリーキクチって調べたら足立区出身で歳が同じで犯人なんだ』ってなってしまって」とデマを書き込まれたことを語った。次長課長の河本準一は「たった1人のとんでもない悪質ないたずらが1人の人生を狂わすんですよ」とネットでの書き込みに思いを語った。
キクチは「ネットのデマがどんどん酷くなって、例えば『スマイリーキクチが殺人事件をボキャブラ天国でネタにした』って書かれて、やってもないのにネタまで作られてる。『ライブでネタにした』とか、『スマイリーキクチの同級生です』ってネットに書いてあったり、『スマイリーキクチと一緒に乱暴しました』とか。なりすましのスマイリーキクチっていうのもいて、『もう過去のことは許してください。僕は罪を償いました』って書いてあって、それ見た人が『お前ふざけるな』って」と書き込みがエスカレートしたことを告白した。
キクチは過去に東京・足立区で起きた「女子高生コンクリート詰め殺人事件」に関与したなどとネットに書き込まれたことで、10年以上にわたっていわれなき誹謗(ひぼう)中傷被害を受け、11年にはその経験をつづった「突然、僕は殺人犯にされた-ネット中傷被害を受けた10年間」を出版し話題になった。