
過去にネット上で殺人事件の犯人だと書き込まれ、長年に渡りいわれなき誹謗(ひぼう)中傷を受けた経験を持つタレントのスマイリーキクチ(53)が26日深夜放送のテレビ東京系「じっくり聞いタロウ~スター近況マル秘報告~」(木曜深夜0時)に出演。警察に助けを求めるも、取り合ってもらえなかったことを告白した。
キクチは「ハイテク犯罪対策センターってところに電話をしたんですよ。そうしたら、(警察が)『誰もあなたのことなんか殺人犯なんて信じてない。何かあったら警察に電話してくれ』って」と当時の警察の反応を明かした。ネプチューン名倉潤は「最悪やな」と反応した。
キクチは「『何かあったら』と思って電話をしている。遅いんですそうしたら、(警察は)『あなたの考えすぎです。ネットのそんなうそを信じている人なんかいません』。で『いや信じてるんです。絶対に信じてるんです』って言ったら、『なんでわかるんですか』って言われて『やられてるからわかるんです』って。相手の人も『様子を見ましょう』しか言わないんですね。様子を見たら9年もかかっている。それで30分くらい電話して、『また上司に代わります』って言われて。また上司の人が『どういうことですか?』って。2時間くらい電話で何人も何人も代わってもダメで」と明かした。
次長課長の河本準一は「ネットに詳しい刑事って全然現れなかった?」と質問。キクチは「いなかったの。まったくいなかったの」と答えた。
キクチは「それで証拠も全部集めて。証拠集める作業で段ボール4箱」とデマで見つけたもの全てを証拠として保管していたことを明かした。キクチは「それでやっとその捜査ができる刑事さんに出会えたんですよ。その刑事さんが僕のところに『なんで今まで警察来なかったの?』って言うから、『今まで何回も来た。こんだけ辛い思いしたんだ』って言ったら、その人が立ち上がって『申し訳ございませんでした』って。その人は何も悪いことしてなくて、事件のことも詳しいですよ。話聞いたらその刑事さんが若いころその殺人事件を捜査していた。9年かけて見つけた」と明かした。